毎年恒例!パ・リーグ芸人とトーク交流戦でゲスト同士も交流!?〜西武編〜【カープ道】
パ・リーグ球団との熱き戦い「日本生命セ・パ交流戦2024」も中盤に突入。広島ホームテレビ『カープ道』では、パ・リーグを愛する芸人たちを迎え、戦力や気になるワードを聞き、戦いの見どころを探っていく「パ・リーグ芸人とトークの交流戦」を今年も敢行。6月11日から敵地ベルーナドームに乗り込み、西武との3連戦を繰り広げるカープ。そこで3週目の今回は、西武が大好きなラッパー芸人、そりゃめでてーなkjさんが登場。西武のとっておきの情報を披露する。迎え撃つのは、幼い頃からカープを応援し続ける鯉党フリーアナウンサーの津島亜由子さん。※データは5月8日の収録日現在
「子供の頃から基本Aクラスにいた球団だったのに。ファンなので悪口は言いたくないが」と、今年まさかの最下位に低迷する西武を憂うkjさん。「打てない上に、投手はいいので試合が終わるのが早い。午後9時から予定を入れたりする」と苦笑。「それくらい貧打。現時点(収録日)で1点差で13敗。サヨナラ負け7試合。去年から延長戦の負け15連敗。代打の打率.000と誰も打てない」と肩を落とす。
光明を見出すのが投手陣。「投手はハンパない。3年連続2ケタ勝利をあげている高橋光成投手。今シーズンは勝ち星から遠ざかっているが…。そして武内夏暉投手や、ボー・タカハシ投手。ローテで言えば15枚くらい。しかしその投手が1点取られたら、サヨナラ負け?と思いガクっとくる。結局1−0負けたりする」と再び肩を落とす。
「しっかりしているのは守備陣。去年リーグトップの盗塁阻止率の古賀悠斗捕手。今年から炭谷銀二朗捕手も入って捕手は盤石。二遊間は2024年新選手会長の外崎修汰選手、6年連続で三井ゴールデン・グラブ賞受賞の源田壮亮選手」と声が弾むが、守れて抑えることができても、点が取れないと勝てないと意気消沈するkjさん。
あと1点が遠い攻撃陣だが、ファンが期待を寄せるのが、23年を迎える大砲、おかわり君こと中村剛也選手だという。「不動の4番。毎試合には出場しない。中村選手と栗山巧選手の二大巨頭を交互に使って、シフト制だという噂もある。体に負担を与えないように指名打者で出すみたいな感じで」と分析する。また若手の注目選手として、ドラフト1位で獲得した武内投手をあげる。「エゲつない左の投手。ギアを持っているというか、全球が全力投球でなくて、浅いイニングは抑え目。ピンチになるとギアをあげる。左投手なのに一塁をけん制で刺したりし、とにかくテクニカルな投手。対戦したらビックリすると思う」と話す。
西武でプレイがかっこいい選手として、アルバート・アブレイユ投手を紹介。160キロのストレートとキレのある変化球が武器。「めちゃくちゃ安定感があったが、3試合連続サヨナラ負けを喫した。その次のソフトバンク戦で冷静だった投手が、めちゃくちゃかっこいい顔で投げて、抑えて勝ったシーンがかっこいい」と話すと、津島さんも「魂の投球。かっこいい」と同調し、kjさんとの距離を縮めた。
3連戦についてkjさんは、「僕の中でカープは左のいい打者が多いイメージ。秋山翔吾選手や坂倉将吾選手ら。なので左投手が重要視される。投手戦を予想しているので、終盤にワンポイントでいいから抑えられる左投手がキーではないか」と前置きし、「紹介したいのが、今年新加入のジェフリー・ヤン投手。現時点で防御率7.00。めちゃくちゃ球が速くて、昨年はマイナーだが中継ぎの奪三振率が14以上いっており、三振が取れる投手」と紹介。「そして三振を取るたびに、とんでもなくジャンプしてくるくる回っちゃう」と、実演してみせた。「オープン戦でも話題になった。ところがある日、三振とったと思ったが、ピッチャーゴロが来てしまい、くるくる回っていたのでゴロが取れず。豊田清コーチにぶちギレられて、シーズン中は抑えめになった」。また「入団記者会見で“ファンになんと呼んで欲しいか”を聞かれると、“ラ・センテンシア99”と答えた」と、ユーモアあふれる明るい投手であることも披露した。
去年の西武との交流戦、対戦成績は2勝1敗。去年の勝敗をずばり当てているkjさんは、今年は、1敗2分と予想。「今の西武にとって引き分けは勝ち。西武の2勝1敗ということ。どう考えてもロースコアの戦いになる。西武の先発陣がびっくりするぐらい安定しているので、シブい試合になると思う」と。カープの2勝1敗と予想する津島さんは、「カープも鉄壁の二遊間。投手陣も島内颯太郎投手、栗林良吏投手とリリーフから〆ている。しかし打線のつながりがなく、あと1本が出ない。西武と似ている。似たもの同士」と、意気投合。交流戦の3連戦を“一緒に仲良く観戦”の可能性をほのめかし、トークの交流戦を終えた。
広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 6月5日放送
ライター 湯谷葉子