リアルタイムでコラム執筆?マツダスタジアム観戦記|カープ道リレーコラム第64回
ライター/中島尚樹(カープ道MC)
今回のコラムは画期的!
我らが広島東洋カープの試合をマツダスタジアムで観戦しながら、リアルタイムでコラムを執筆する企画です!
新しくないですか?球場の熱をリアルタイムでお伝えするわけですからね。
観戦した試合は8月25日の広島東洋カープ対阪神タイガースの試合。
そして、現在の時刻が8月27日の深夜0時39分。
は?
いやいや…え?
リアルタイムはどうしたよと。
そう仰ると思ってました。
実はですね。
チケット4枚に対して、私と私の妻と妻の両親の4人で8月25日に観戦するはずだったのですが…
わたくし中島尚樹が、なんと連日のイベント司会などで喉を酷使したため、声枯れしてしまいまして…
声が出ない以外は熱も何も無い状態だったのですが、念の為に私だけ欠席することにしました。エライ!
と言うことで、妻とその両親から送られてくる写真を元に、後日、さもそこに居たかのような臨場感を持って、当コラムを執筆して行きたいと思います。
どうか皆様、ご理解頂き、お付き合いください。
8月25日。マツダスタジアムに向かうお義父さんの足取りは大変軽く、私たちを残してどんどんと歩を進めます。
時刻は既に午後6時半過ぎ。激しい展開となった序盤…特に初回の広島2点先制のシーンを見逃すと言う大失態を犯してしまいました。
内野指定席。到着して早々、阪神は3回表に森下選手の3ランホームランと大山選手の適時打で一気に逆転しました。
とんでもないシーンからの参戦です。
その後、4回には近本選手の適時打でさらに1点を追加し、お義父さんは「今日はダメかもしれない」と最速で弱音を吐きます。
その声が天に届いたのか?勝利の女神は眉をひそめ、7回には再び大山選手のタイムリーヒットでリードが広がりました。
遂に、お義父さんの表情から生の光が奪われたその時でした。
広島は7回裏。矢野選手の出塁に続き、石原選手がレフトへのヒットでノーアウト1、2塁。
お義父さんも「今日は行けるかもしれない」と最速で息を吹き返します。
その予言通り、代打で登場した堂林選手がセンターへのタイムリーヒットで一点を返すと、あれよあれよと3点を取り返し、試合は再び緊迫した展開となりました。
ですが、ここで思わぬ事態を迎えます。
熱い試合展開で時計の針は夜の9時を超え、妻の両親が地元に帰る時間が来てしまったのです。
しかし、2点差まで追い付いた我らが広島東洋カープの逆転劇を見るまでは帰るに帰れません。
席を立ち帰路につきながらも、広いコンコースをゆっくりと歩くお義父さん。
坂倉選手がレフトへのヒットで出塁すると、三人目の矢野選手もレフトへのヒットで、一打逆転の状況に。
お義父さんの「ここからはテレビでも中継していない」と言う名言は、ここで飛び出しました。
しかし、テレビ中継が終わったと言うことは、夜の9時を過ぎたと言うこと。
しかも、この日はサンフレの試合もピースウィングでありましたので、混雑も予想されます。
帰るしか選択肢は無いとなったその時に、バッターボックスに立ったのは、代打 田中広輔選手!
大歓声の中、想いも虚しくここで球場を後にしました。
あえて試合結果は書きませんが、思いっきり試合を堪能したお義父さん。
(お義母さんも地元から色々と飲み物などを買って来てたので、それなりに楽しんだ様子でした)
私が迎えに行くと、車に乗り込むなり、後ろ髪を引かれる思いで球場を後にしたことを伝えたかったのでしょう。
「後ろ髪が全部抜けた」と、この日 二度目の名言を生み出されていました。
広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。