カープドラ1ルーキーの素顔は? 母校・青山学院大学の周辺を巡る 【カープ道】

広島ホームテレビ今回の『カープ道』は、カープ選手ゆかりの地を訪ねる企画「母校さんぽ」。今回は、今年ドラフト1位指名の佐々木泰(たい)選手や、去年のドラフト1位指名の常廣羽也斗投手の母校、青山学院大学の周辺をめぐる。

 

 

ゲストはザ・ギース尾関高文さんと、高校野球大好き芸人の漢咲(おとこざき)コータローさん。漢咲さんは1ヶ月前、番組のドラフト予想企画で、ドラフト1位に佐々木選手の名前をあげて見事的中させただけあって、「今日は佐々木選手のルーツを知ることができる」と、テンション高く登場した。

 

 

青山学院大学硬式野球部は、今年史上5校目となる大学4冠を達成した強豪チームで、キャプテンを務めていたのが佐々木選手。来シーズンからは鯉のユニフォームに袖を通す。佐々木選手について漢咲さんは「戦国東都の中で4回優勝。そこでクリーンナップを打って、HRも打っている。このリーグの投手はプロ入りすぐに活躍する」と話し、その中で活躍するということは、プロでも活躍できると太鼓判を押す。尾関さんは「県立岐阜商業高校時にドラフトにかかる可能性があった選手。満を持してカープに来た」と期待を寄せる。

 

 

一同は、硬式野球部のグラウンドがある青山学院大学相模原キャンパス(神奈川県相模原市)を横目に、佐々木選手が通った店を探す。野球部員が練習終わりにやってくる町中華があると聞き、『お食事の店 新興軒』(相模原市)を訪ねるが、残念ながら臨時店休。後日、佐々木選手にお気に入りを聞いたところ、「豚バラ甘辛野菜炒め定食」との回答があった。

 

 

続いては、大学の最寄駅・淵野辺駅のそばにある『横浜家系ラーメン 淵野辺大和家』(相模原市)へ。同店の村越さんによると、スタッフから佐々木選手が来店していたと聞いたことがあるという。そこで野球部員が一番好んだという「631ラーメン」をオーダー。海苔が「6」枚、チャーシュー「3」枚、玉子「1」個のトッピングだから「631」と名付けられているという。

 

 

醤油味を試食した尾関さんは「ガツンとくる。佐々木選手のパワーを感じる。もしかしたら、先輩の常廣投手も食べたかもしれない」と話し、話題は常廣投手に移る。大学では世代No.1と言われた常廣投手。尾関さんは「元々生徒会の副代表をしていた。それほど自分を律せられる選手」と紹介する。

 

 

漢咲さんは「高校生の時は球が速く、右の本格派投手というイメージだったが、大学に行ってから一番驚いたのが先発だけでなく、後ろもできる。抑えも経験しているので、阪神にドラ1で入った下村海翔投手と2枚看板でやっていた。先発も抑えもできる投手は貴重」と絶賛。尾関さんも「(今年は)ケガがあって出遅れたが、シーズン後半でポテンシャルを発揮した。来季は頭からいくかも」と期待する。

 

 

最後に訪れたのは、佐々木選手がドラフト会議前にも来店したという『上海ジミー』(相模原市)。創業は1951年。昔ながらの味が楽しめる洋食レストランで田原裕子さんと、田原航太さんに話を聞いた。航太さんによると「佐々木選手は(大学の)4年間うちに通った」と話し、「テリヤキチキン」をよく注文したと明かす。

 

 

 

 

佐々木選手の印象は「寡黙。ザ・スポーツマン。チャラケてもないし、真面目」という。裕子さんは「スーパーで“ホームランバー”というアイスクリームがあったので、野球部員にあげようと思い買って帰って、最初にあげたのが佐々木選手だった。その時不調だったらしいのだが、その翌々日にHRを打って、スポーツ紙のニュース記事になった。“食べたらご利益あるかも。HR打てるかも”みたいな」と、エピソードを振り返る。

 

 

10月24日に開かれた「2024プロ野球ドラフト会議」の直前にも来店し、「どこの球団に行きたいかを聞いたら、中日だと言っていた。岐阜県出身だから地元球団といえば中日になるのだろう」と航太さんは察する。カープの1位指名については「仕事中にラジオで(ドラフトの行方を)聞いていて、うれしかった。1軍でも2軍でもケガなく。欲を言うなら新人王を狙って欲しい」。と航太さん。

 

 

裕子さんも「めちゃくちゃうれしい。何位でもすごいが、1位はすごい。ケガなく身体に気をつけて、楽しんで野球を続けてほしい。とにかく応援している」。とエールをおくった。

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 12月11日放送

ライター 湯谷葉子

 

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