カープがこんなに好きなのに!?番組に呼ばれない芸人大集合【カープ道】

熱烈鯉党のはずなのに、カープ関連の番組やイベントに一切お呼びのかからないカープ芸人がいる。

広島ホームテレビ『カープ道』では、そんな“呼ばれない芸人”たちをスタジオに招き、お呼びがかからないワケを探る。

ゲストは、アマレス兄弟のアマレス兄さんとアマレス太郎さん、いち・もく・さんのくぼた隆政さん、ヨーライズのひなたさん。そして、彼らが目指すべきレジェンド級の売れっ子カープ芸人、ザ・ギーズの尾関高文さんも登場し、呼ばれない芸人たちをぶった斬る。

 

 

細かすぎるモノマネが特技のアマレス兄弟は、広島県三次市出身のアマレス兄さんと、埼玉県川越市出身のアマレス太郎さんのコンビ。西武ファンだったアマレス太郎さんは、カープの知識も蓄えたと言うが、2024年のカープの順位を聞かれ不正解だったので、スタジオ奥の見学席に座ることとなる。アマレス兄弟は、2023年公開の北野武監督作映画『首』に出演。しかし、中村獅童さんや浅野忠信さん、岸部一徳さんというそうそうたる俳優陣を前に、「お化けが出たって」という一言のセリフに12回もNGを出してしまったというアマレス太郎さん。北野監督の指導のもとOKが出たが、完成作を観るとそのシーンはカットされていたと苦笑する。

 

 

浅草で漫才を続ける広島県出身のくぼたさんは、ギャグのショート動画で収益を上げているという。しかし先月の収益は4円で、そのうち1円を事務所が持っていったと笑いを誘う。着用しているユニフォームについては、「これは背番号77の藤井彰人ヘッドコーチのもの。それもサイン入り。家族で応援している。妻が学生時代お世話になった先輩が、藤井ヘッドコーチの妹の夫」だと、カープ関係者に近いことをアピールする。

 

 

芸歴2年目で、今回がTV出演2度目だというひなたさんは、東京生まれで神奈川育ち。「父親がカープファンだった影響で、幼い頃からカープファン。今回の番組出演は父親が喜んでいる。一番の親孝行になった」と感慨ひとしおだ。ひなたさんは自身のYouTubeチャンネルを持ち、その登録者数は2.5万人。「球場でカープの試合を観戦している際のリアクションのみの動画をアップしている。東京在住なので、夜行バスで約13時間かけて行く。昨年は年間106試合観戦した」と言い、「観戦費用は借金している」。と明かす。

 

 

球団のイベントなどに引っ張りだこの尾関さんは、「本当にカープを観ている?薄さが出てしまっている」。と呼ばれない芸人たちに言い、心配顔。そこで、カープについてのクイズを出題する。第1問は、<今年のカープのチーム防御率はセ・リーグ何位?>。ひなたさんが最初に「2位」だと答えて不正解。「前半は1位だった」と言うアマレス兄さんに続いて、アマレス太郎さんが「3位」だと答えて正解する。2024年のチーム防御率は2.62でセ・リーグ3位。「前半は良かったが、後半は緊張の糸が切れて落ちていった」。と尾関さんは解説する。

 

 

第2問は虫食いクイズ。<今季のカープに足りなかったのはやはり○○○○。来季は〇〇を〇〇すれば〇〇するだろう>という問題。足りなかったものを、アマレス兄さんは長野久義選手、ひなたさんは前田健太投手、くぼたさんは資金力と回答。アマレス太郎さんは「足りなかったのは団体行動。来季はコミュを増加すれば飛躍するだろう」。と答え、尾関さんは、笑い度が一番高かったとして正解とした。

 

 

来年、自分自身に期待することを聞かれると、アマレス兄さんは「今回、太郎がカープ芸人だと判明したので太郎に期待」。と言い、アマレス太郎さんは「堂々と、ボクの目標は今年中に始球式」。と壮大な目標を掲げた。

 

 

ひなたさんは「今回エピソードトークはうまくいったと思う。お笑いの腕を上げないとカープ芸人として呼んでもらえないので、お笑いの腕を上げていきたい。あとは始球式も」。と話す。

 

 

最後に尾関さんが、「一番気持ちがあった」と今回のMVPにくぼたさんを選ぶと、くぼたさんは尾関さんに土下座して感謝の気持ちを伝え、番組を〆た。

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 1月22日放送

ライター 湯谷葉子

 

LINE はてブ Pocket