自主トレ中の秋山翔吾選手を追いかけて!横須賀を旅する前半戦 【カープ道】
来るべきシーズンに向け、故郷・神奈川県横須賀市にある「横須賀スタジアム」で自主トレに励む秋山翔吾選手。広島ホームテレビ『カープ道』では、秋山選手を追いかけ横須賀ロケを敢行。野村舞アナと朝日新聞の辻健治記者も駆けつけ、秋山選手が選んだオススメのスポットを巡る。

秋山選手はその日、自身が提案した下田市と横須賀市の小学生の野球チームが交流試合をする「KUROFUNE CUP」開催のため、同行が叶わないという。番組MCの中島尚樹さんと野村アナ、辻記者の3人が、「横須賀盛り上げ大使」を務める秋山選手に代わって横須賀の魅力を探り、秋山選手の知られざる素顔にも迫る。

オススメ1軒目は、歴代の秋山選手のユニフォームが飾られている『もつ鍋の店 温』(横須賀市)。

同店の堤貴稔さんは、横須賀生まれ、横須賀育ちだが、「“江夏の21球(1979年日本シリーズ第7戦)”を観てカープファンになった」と話す。堤さんが腕を振う料理に出合い、大学時代から足繁く通う秋山選手。
プロ入り後、堤さんは横須賀で自主トレも行う秋山選手を、地元有志たちとサポートしている。店内にはユニフォームの他にも、ヒットメーカーといわれる秋山選手が初の首位打者に輝いた(2017年)トロフィーや、首位打者を獲った時の記念のバットなど、秋山選手にまつわるお宝の数々が並ぶ。

秋山選手が愛する「もつ鍋」を試食。

野村アナは「スープはあっさりだが、野菜にもモツにもしみて、旨味が出ている」と感想を。堤さんは「秋山選手は、ヒットが出ない時、このもつ鍋を食べるとヒットを打てるようになる」とニッコリ。
2022年、メジャーから電撃移籍したのは、堤さんが愛するカープ。秋山選手のマツスタデビューとなった(2022年7月12日)試合を観戦したが、結果はプロ初の1試合4打席連続三振という結果に。その時もらったサイン色紙には、サインの横に“戒めの4三振”と書いて自らを戒めていたと明かす。

秋山選手は昨シーズン1番に定着し、打線を牽引。守っても守備率10割で、「2024年度三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞した。進化を続ける友へ、堤さんは「いつも来てくれてありがとうございます。これからもすっとカープにいてくれることを願っています。お願いします」とメッセージをおくった。

続いては、打ちたて蕎麦が名物の『三崎庵』(横須賀市)へ。

長谷川公平さんと陽子さんが営む。まずは、出汁と打ちたて蕎麦にこだわる「冷しなすび蕎麦」と「冷しかき揚げ蕎麦」を試食。


かき揚げには、キャベツ、イカ、ネギが入り、食すと“お好み焼きみたい”だと広島ネタが飛び出す。秋山選手は、高校の部活を引退した後、同店で短期間アルバイトしていたという。公平さんによると、「第一印象は自己主張が強いと思ったが、今考えるとスターの卵だったかな。他の人よりパワーと覇気があった」と振り返る。仕事は注文、お茶出し、片付けだったが、すぐにできるようになり、真面目で頭が良かったとも話す。

陽子さんによると、「なんでも筋トレにする。釜の湯を変えるのに腕を様々な角度で動かしたり、2Fの片付けにはエレベーターを使わず走って行ったり。だから仕事は遅れ気味だった」と、笑みを浮かべる。

今でも店を訪れる秋山選手。陽子さんは、「ドラフトはテレビで見ていた。みんなで大喜びしたが、本人を前にすると、恥ずかしいので“よかったね”としか言えていない」と話す。また、「プロ野球選手として売れたら、店が傾いたときに売り飛ばすと言って、サインをもらった」と、ドラフト直後と、カープ入団後の2つのサインを披露した。


「秋山選手は、バイト代を何に使っていたのか?」という辻記者からの質問に、公平さんは「初めて自由に使えるお金だから、彼女へのプレゼントに使ったのではないか」と推測する。カープで活躍する秋山選手に、陽子さんは「体に気をつけて、ますます活躍してほしい。またひょっこり来ていただければ。待ってまーす」と。

公平さんは「CM獲れればいいね。クリーンで企業イメージもアップする。製薬会社とか・・・」と、プロデューサーのようにメッセージをおくった。

3軒目のオススメ店は? 後半は次回に続く。
広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 2月19日放送
ライター 湯谷葉子