【チーム最年長の松山竜平】ビジター12連戦でカープOB安部さんが注目
G7広島サミットの影響でビジター12連戦を戦ったカープは、7勝5敗と勝ち越し。現在首位の阪神とゲーム差5.5の4位につけます。このビジター12連戦をカープOBの安部友裕さんと振り返ります。
■ビジター12連戦注目した選手は?
ビジター12連戦を振り返って安部さんは「2つ勝ち越してはいますが、上位2チームには負け越しています。やっぱりここを直接叩かないと上に上がっていくのは難しいです」とコメント。
また、安部さんがビジター12連戦で注目した選手は、チーム最年長の松山竜平選手だといいます。今シーズンは代打での出場が多くなっていますが、19日(金)の阪神戦では4番として先発。先制打と決勝打を挙げる活躍を魅せてくれました。
「今日松山選手にお話を伺うと、”とにかくチームの雰囲気がいい。それに乗せてもらっている”最年長でありながらチームの雰囲気に助けられているというのを聞いた時に、すごく今のチーム状況がいいんだというのを感じました。しっかり準備ができて、もう打てるんだと、心の準備も整えられていると言っていました。あまり意識していなさそうで、すごく意識していましたよ、最年長としての立ち位置を」。
そしてプロ4年目の韮澤選手にも注目。今シーズンは、多くの出場機会を得ている韮澤選手ですが、その活躍の要因について、「元々守備には定評があって、その中で課題として打撃、ちょっとまだ非力さが目立っていたりしましたが、このオフ坂倉選手と自主トレをして、バッティングをかなり教わったみたいです。本人としてもちょっと掴みましたと言っていたのが印象的で、キャンプからバッティングをアピールしていました。守備なんかも菊池選手?ん?あ、韮澤選手だ!というくらい素晴らしい守備。守備が任せられるとスタメンの機会も増えてくる。試合に出る中で打席を増やして場数を踏んで経験して、もっとこうしたら打てるのかというのを積み重ねられたら。守備が良いのは本当に魅力です」と分析します。
■今後の活躍に期待の2選手
一人目にはプロ3年目の大道投手を挙げた安部さん。18日(木)の横浜戦では6失点と苦しい展開でしたが、今シーズンを通してみると、ここまでは好投を見せています。
「本当に全球種腕を触れるのが強み。やっぱりそこでまだコントロールが制御できていないということもあるんですけど、先日の阪神戦でも1球でゲッツーで打ち取ったりして、少ない登板機会の中でも、次も期待が出来る投球を見せてくれますよね」。
そしてもう一人は、今シーズン加入した中村貴浩選手です。先週の水曜日に支配下登録され、その2日後には即スタメンで起用されるなど新井監督も期待の若鯉について安部さんは、「振れる、振り切れるというのが持ち味だと思います。(一軍に)上がってすぐの一打席目、初球ですよね、背中まで来るくらいバットを振り切って、普通のレフトフライかなと思ったら、(フェンス際)ここまで来ていますよ。振れるというのは魅力ですよ」と期待を寄せます。
CarpCarpCarp編集部