パ・リーグ芸人とトーク交流戦〜オリックス編〜【カープ道】

パ・リーグの猛者との熱き戦い『日本生命セ・パ交流戦2023』がやってくる。これまでカープの通算成績は157勝218敗15分と大きく負け越し。そこで広島ホームテレビ『カープ道』では、今年こそペナントレースの鬼門を勝ち越すべく、恒例企画「パ・リーグ芸人とトーク交流戦」を開幕。期間中、各チームを愛する刺客が登場し、魅力から弱点までを語り尽くす。

 

カープ道

 

初陣を飾る相手は、去年日本一に輝いた王者オリックス。開設したYouTubeチャンネル「オリの晩酌」で試合の感想を投稿し続けたり、始球式をつとめたり、球団お墨付きのオリックス芸人、タモンズ安部浩章さんを招集。カープの全試合をチェックする鯉党芸人、おいらがくさか改めユマさんが、安部さんから猛牛軍団の攻略法を探るべく、一味違う角度からチーム事情を探る。

 

カープ道

 

カープ道

 

オリックスの応援「たぬきダンス」は、日本ハムのファイターズガールスが踊るチアダンス「きつねダンス」をパクっているのでは?といういきなりの問いかけに、安部さんは「元々オリックスにポンタくんというキャラクターがいた」と弁解しながら、「ダンスは大阪ノリで、面白くパクっている」と、疑惑のたぬきダンスを、スタジオでゆるく披露した。

 

カープ道

 

ここまでチーム打率.266とリーグNo.1(5月18日時点)を誇るオリックスの打撃について、安部さんは「これまで吉田正尚選手一本。彼しか点を取れなかったので、投手陣がんばってくれ〜と思っていたら、今年は自覚が芽生えたのか、めちゃくちゃ打つようになった」と、メジャー移籍で抜けた絶対的主砲の穴を埋めるべく若手の活躍が目覚ましいという。中でも注目するのはキャッチャー若月健矢選手。「去年、打率.281、HR4本を残し打撃開花。西武から森友哉選手という素晴らしい強打者がFA加入して、出番が少なくなっているが、中嶋聡監督はDH起用も」とその打撃を賞賛する。

 

カープ道

 

カープ道

 

ユマさんは「カープは秋山翔吾選手に注目。なんといっても2019年(西武時代)の対オリックスの打率.384。京セラD大阪では.463」と、5月30日の初戦、京セラD大阪でのオリックス戦からの活躍に期待を寄せる。

 

カープ道

 

安部さんがオリックスの投手で注目するのは「山下舜平大(しゅんぺいた)投手。2020年のドラフト1位。高校時代はストレートとカーブしか投げられなかった山下投手。チームが大事に育て上げた秘密兵器が今年ついにベールを脱ぎ、いきなり開幕投手でデビュー。そこから防御率0.37。4試合投げて3勝0敗(5月11日時点)」。ちなみに名前の「舜平大」は、オーストリア=ハンガリー帝国の経済学者ヨーゼフ・シュンペーターに由来するという。

 

カープ道

 

さらに、「今年からのニューカマー茶野篤政選手にも注目してほしい。ルーキーの育成選手から3月に支配下登録。オープン戦から打ちまくって、その勢いで今、打率.311(5月11日時点)。1番に定着しかけている」と言う。「茶野選手がいきなり1回の表にフォアボールかヒットで出塁するので、プレーボールで塁にいる。それを“オリックスのお茶出し”と呼んでいる」とも。「守備もいいし、盗塁もできる」と、弱点はないと断言する。

 

カープ道

 

3連戦の勝敗を聞くと、ユマさんは「カープ3勝0敗」。安部さんは「オリックス3勝0敗」と予想。これまでオリックスに12連敗中のカープだが、ユマさんは「それまで2015年からは3年連続の負けなしの9連勝。全勝か全敗かなので初戦の勝敗が全て」という。「今年広島ではG7サミットという大イベントがあった。過去日本でサミットがあった2008年(洞爺湖)、2016年(伊勢志摩)はいずれもカープが初戦をとっている」と、独自のサミット理論で、カープの勝利に期待をかけた。

 

カープ道

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 5月24日放送

ライター 湯谷葉子

 

LINE はてブ Pocket