カープファンのお宅、ついて行ってイイですか?第2弾 【カープ道】

ファンの数だけカープと歩んだ人生がある。広島ホームテレビ『カープ道』では、試合後の「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(以下、ズムスタ)」で帰路につくファンの方々を直撃。許可をいただければお宅まで同行取材し、カープ愛溢れるエピソードを聞こうとする「カープファンのお宅、ついて行ってイイですか?」第2弾を敢行。今回直撃したカープファンは89人。そのうち、お宅に同行取材したのは果たして何人か?

 

まずは9月3日の中日戦直後にインタビューするも、同行取材は全員拒否。続く9月16日の阪神戦もゼロ。10月14日、15日、地元CS戦後は勝利に湧くが、全員同行取材拒否。暗雲立ち込める緊急事態となる。

 

背水の陣で臨んだ10月16日の地元最終戦後、末包昇大選手の熱狂的ファンだという上野沙妃さんと出会う。野球をやっていた父親の影響で、3歳頃から球場に足を運んでいたと言う上野さん。「家に末包くんコーナーを作っている」と聞き、同行取材をお願いすると快諾。先約の飲み会のお開きを待って、自宅を訪ねた。

 

1人暮らしの家の中は、おしゃれなシャンデリアに、壁には末包選手のユニフォームがずらり。末包選手の入団会見と、初打席、初安打を見守って、その後の活躍を確信したという。「末包くんコーナー」には、カープグッズやサインも山のように飾られる。衣装部屋にも、Tシャツや鯉の刺繍の入ったスカジャンから、ゴルフクラブのカバーまで、あらゆるところからカープグッズが飛び出す。

「カープとは人生の一部。人生を語るとしたらカープなしでは語れない」と、熱く語る上野さん。「幼少期の頃から当たり前だった。今は父親より自分が行きたくて行っていることが多い。カープがなかったら、どんな人生だったんだろうと思う。カープを通して知り合えた人も多いし、そうじゃなかったら、ここまで開けた性格になっていなかったかも」とも。

 

「新井貴浩監督が“家族”と言われているように、“みんなのカープ”の雰囲気は、ファンにも共通。みんなであたたかく応援しようという雰囲気が好き。ファン歴は関係ない。カープを思う気持ち、応援する気持ちは一緒」と、カープへの思いを語った上野さん。取材スタッフは「一人暮らしの女性カープファンについて行ったら、スタッフも改めてカープの凄さに気付かされた」と、感心。ゲストのザ・ギーズ尾関高文さんも「彼女は本当にカープを愛している」と、しみじみ語った。

 

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 12月13日放送

ライター 湯谷葉子

 

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