左のエース床田寛樹 ただいまチェンジアップを改良中!

左のエース床田寛樹 ただいまチェンジアップを改良中!

「毎年日南から1年が始まるので、やっときたなというかとうとう始まるなっていう気持ちになりました」

高まる気持ちを語ってくれたのはプロ8年目・床田寛樹。

昨年11勝「左のエース」と呼ばれるまでに飛躍を遂げ迎えた春季キャンプ。ブルペンに入った床田はある取り組みを行っていた。

「今変化球を結構練習しているので、それをどれくらい投げられるのかなという触りの感じでブルペンに入りました」

練習を続けている変化球。特にその中でも手ごたえを感じた球種がある。

「感じ的にはチェンジアップは意外とよかったなと」

「チェンジアップ」。ストレートと同じ腕の振りから投じられる球速の遅いボール。そんなチェンジアップに対し当初、床田はあまりいいイメージを持っていなかったという。

「元々使ってはいたんですけど、ツーシームとほぼ軌道が一緒で10キロぐらいしか差が出なかったので、僕は結構ツーシームを多く投げるピッチャーでツーシームを待っている相手に、チェンジアップを投げたら指の先に引っかかって打たれるんじゃないかなっていうイメージがあったんで、それだったらツーシームでもうちょっと遅くしたり多く配球しようと思って使わなくなりました」
そんなチェンジアップをもう一度使うきっかけとなったのはある選手の存在だった。

 

「真っすぐに見える遅い球っていうのが欲しくて森下が近いものがあったので握りを聞いてどういう感じで投げているのって聞いてっていう感じです」

昨シーズン、共にチームの躍進を支えた森下暢仁。その教わったチェンジアップはどのようなものなのか。
「森下は中指と薬指で真っすぐ投げるだけと言っていたので、最初これで練習してたんですけど僕の場合これやったらスピードが出すぎちゃうんで、第2関節ぐらいからずらして縫い目を(指に)かけないようにしてそのまま投げたら結構スピードも落ちたんで、もうちょっと改良しながら出来たらいいかなと思っています」

「(今年の目標は)170回です。去年156イニングで初めて規定投球回を投げられたんですけど、もうちょっとできたんじゃないかなと思うので、今年は何とか離脱をせずに1年通して投げ続けたら自然とこれくらい投げられるんじゃないかなと思うので、けがに気を付けて1年間戦い抜きたいなと思います。自分が与えられたところでしっかりやりたいなという気持ちなのでそれが別に開幕投手をしたくないわけではないので自分が今練習しているこがしっかりできればやりたいと思うかなーって感じですかね」

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