【カープ沖縄キャンプ初日リポ】天候にも恵まれ「笑顔」のスタート

午前9時ごろから始まったカープ沖縄キャンプ歓迎式。新井監督のこんな挨拶で始まった。
「まず私の挨拶の前に、最優秀中継ぎ賞を表彰していただいた島内がどうしてもどうしても一言みなさまにお礼を伝えたいという事なので、島内さんよろしくお願いします」
島内はこの「無茶ぶり」にも答えてみせた。
「今年も昨年以上の成績を残すべくこの沖縄の地で頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
これに対し新井監督は、「すみません、お騒がせしました。今年は昨年よりももう一段高い場所に登れるように私も選手と共に頑張ります。」

気温25度と沖縄らしい温暖な気候に恵まれた沖縄キャンプ1日目。円陣の声出しは矢野が務めた。
「ある名俳優の方からメッセージをいただきました『みんなへ。見ていないようでみているからな知ってるぞ。ケガするなよ。応援してるぞ。名俳優・新井貴浩』」
タオルにプリントされた新井監督のメッセージを読み上げ笑いに包まれる中、練習がスタートした。

 

■沖縄キャンプブルペン一番乗りは大瀬良大地

沖縄で1番最初にブルペン入りしたのは大瀬良。
右ひじ手術後初めてセットポジションでのピッチングを行うなど着実に歩みを進めている。
「段階飛ばしにもならず、今のところ停滞もないので1づつうまくクリアしてやれている状態です。順調であればそのままプランにのっとった形で球数を多く投げて対打者に移行していく形になると思います」。と、沖縄での初ブルペンを振り返った。

そして、今キャンプ自己最多120球を投げ込んだ九里は「体の状態と自分のイメージをすり合わせていきながらブルペンでは投げていました」と、沖縄での実戦登板を見据えペースを上げて
来ているようだ。
「去年のシーズンが終わってからフォームとちょっと変えてやってきている中で、実戦の中で試していきながら結果にもこだわってやっていきたい」

 

■ランナーを置いた実戦形式の練習

ランナーを置き決められた状況の中での投球となる実戦形式。
内間は1人目の田中、続く石原をゲッツーに仕留めるなどアピール。「バランスを意識した中で感触良く投げられた」と打者13人に対し許したヒットは3本。
地元沖縄でのキャンプ初日は有意義な時間となったようで「各バッターには一球ずつ良い球がありましたし、悪いままで終わらなかったというのが良かった投げミスをした後にも修正ができた。結果的に良かったと思います」。

野手では最年少で侍ジャパンに選出された20歳の田村。
内間との対戦ではバントの構えからヒッティングに切り替えレフト前ヒットを記録する。
さらに河野からはあと少しでスタンドインというスリーベースヒット。鯉の若きバットマンは沖縄に入っても好調をキープしているようだ

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