【2023シーズン開幕】前田智徳が振り返る開幕3連戦
新井新監督で臨んだ2023シーズン開幕3連戦。カープは昨季までセ・リーグを2連覇のヤクルト相手に、3連敗を喫する結果となった。HOME野球解説の前田智徳は、この3連戦をどう分析したのだろうか。
「厳しいスタートになった。でも、昨シーズンの阪神は開幕から連敗しても最終的には3位でシーズンを終えた。まだ3試合。4日からは地元での試合だから期待したい」と振り返った。
■新助っ人に飛び出した待望の初アーチ
3連敗のチームの中にも光明はあった。まず1つ目が、カープ加入2年目の秋山翔吾選手の活躍だ。「今年は、沖縄キャンプから早め早めの調整をしていた。変化球にも対応できているし、ストレートもしっかり打ち返せている。実績は申し分ないので、これからもチームを引っ張ってもらいたい」と期待を寄せた。そして、来日初ホームランを放ったデビッドソン選手については「今はストレートを狙った時のステップ幅が広くなっている。狙い球が来たときはステップ幅が広くなっている。今回のホームランも、広いステップ幅で打てていた。最初のヒットが、長打で出たということは本当に楽しみ」。
■3試合とも試合を作った先発投手陣
先発投手については「大瀬良は村上に打たれたホームランだけ。リーチの長い村上選手だから打てたホームランだった。そのあとは、OP戦からの好調を維持できていた。柱として期待したい」右足首からの復活を果たした床田投手については「昨季、床田投手が離脱しなければ間違いなくAクラスだった。OP戦では結果が出なかったが、見事気持ちを切り替えてほぼ完ぺきな投球だった」と振り返った。3戦目の玉村投手も「独特な腕の振り、粘り強い彼の特徴が出ていた。これからも楽しみ」と、3連敗も悲観することはなかった。
この3連戦、前田が印象に残ったことは「走る意識」が見られたことだった。
「新井監督の、走る意識と動く意識が凄く出ていた。これを開幕から意識づけができている。マクブルームが盗塁したり、秋山も走ったり。昨年までは見れれなかったことが見れた。トライしないと成功はないから。」
4日(火)からの、地元開幕戦については「期待しかない。まずは明日、全力で勝ちにいかないと」とエールを送った。
CarpCarpCarp編集部