いよいよ最終戦!パ・リーグ芸人とトーク交流戦の〆は至極ネタで!?〜楽天編〜【カープ道】
いよいよ大詰めとなったパ・リーグ球団との熱き戦い「日本生命セ・パ交流戦2024」。今回の広島ホームテレビ『カープ道』は、パ・リーグを愛する芸人たちを迎え、戦力や気になるワードを聞き、戦いの見どころを探っていく「パ・リーグ芸人とトークの交流戦」の第4弾。6月14日から楽天モバイルパーク宮城で3連戦を控えた楽天をこよなく愛する芸人・漢咲(おとこざき)コータローさんが登場。東北生まれ、東北育ちで幼い頃から楽天を見続け、ファンになったという漢咲さんは、迎え撃つ鯉党フリーアナウンサーの津島亜由子さん相手に、熱いトークで大暴れできるのか!? ※データは5月8日の収録日現在
去年の交流戦は、カープの1勝2敗で楽天に負け越したが、交流戦は共に9勝9敗。しかし、漢咲さんは、去年の楽天は優勝の可能性があったと話す。「首位のDeNAが日程終了した時点で、楽天は2試合を残して2位。優勝の条件は2連勝かつ得失点差30点だった」。その2試合はヤクルト戦で、球場に応援に駆けつけた漢咲さんだが、「5回で13失点。流石に自分も諦めたが、“逆転するぞイーグルス”という声が聞こえる応援団を見たら、泣きながら“優勝まで残り43点”と書いてある横断幕を掲げていた」と振り返る。「ボロボロに負けて7位まで落ちた」と、流れるようなトークを披露。聞けば今回のトーク交流戦に際し、6時間練習したと明かす。
残念ながら交流戦の優勝を逃した楽天は、レギュラーシーズンもBクラスで幕を閉じた。今年のパ・リーグの順位は5位。「予想通り。銀次選手は引退。西川遥輝選手はヤクルト移籍。松井裕樹投手はメジャーリーグへ。安樂智大投手はメキシカンリーグへ、と主力がいない状態。よくがんばっている方だと思う」と、擁護する漢咲さん。投手陣に関しては、「松井投手がいなくなった分、エースだった則本昂大投手がクローザーになり、大ハマリ。12試合に登板し、防御率0.00でセーブ失敗なし(5月10日時点)。日本の歴代のクローザーの中で一番良いのではないかと言われるくらい」だと胸を張る。
期待する野手陣は、2023年HR王で、交流のある浅村栄斗選手の名前をあげる。「去年も今年も春先の調子が悪すぎる。自主トレに参加した時、浅村選手から1打席だけの勝負を申し込まれ、受けて立ったら初球をピッチャーフライに抑えてしまった。“もう1打席やろうやぁ”と懇願もされたが・・・。その日から今シーズンの浅村選手が不安だった」とも。
しかし、「打線の調子は上がってきている」と豪語する漢咲さん。「選手の年齢層が上がってきているので足を使える選手が少ないが、そんな時のおすすめ選手が辰見鴻之介選手。50m、5.7秒の俊足では、周東佑京選手と並んでプロ野球で1位。一昨年の育成ドラフト1位。去年支配下登録され、今年の開幕カードで一軍デビュー。延長11回に代走でプロデビューし、浅いレフトフライでホームインし、サヨナラ勝ちした」。これが楽天の今シーズン初勝利で、12球団最年少監督の今江敏晃監督(40)が、高校球児のようなジャンプでガッツポーズしたと付け加えた。
注目する選手として、漢咲さんは、強肩強打の石原彪捕手をあげる。「今年捕手として頭角を現してきた。プロ初HRも放った。“京都のドカベン”と言われるくらい、長距離を打てる捕手。3連戦での1本に期待する」。津島さんが注目するカープ選手は、「育成1年目の佐藤啓介選手。ファームで無双中(5月10日時点。6月7日に支配下登録)。打てるし、粘れるし、四球を選べるし、勝負強いし。ポジション的にセカンドで厳しいが、交流戦だからこそ、DHでの活躍に期待したい」と力を込める。
今年の交流戦は、「今年も接戦になる予想。浅村選手筆頭のベテラン、辰見選手筆頭の若手が、カープとの対戦をきっかけに上り調子に。そのあとAクラスへ」と、漢咲さんは期待を高める。勝敗は、「3勝0敗。石原捕手8HR。去年2勝1敗で浅村選手5HRと予想したら、浅村選手がHRを打ったので、今年は石原捕手がマジで打つと思う」と。津島さんは、「去年は打撃戦。カープも打ったが、楽天の方が1枚上手だった。秋山翔吾選手、野間峻祥選手、菊池涼介選手ら、ベテランと4番の打線に注目し、期待したい」と話す。
最後に、漢咲さんは芸人らしく、「押忍、押忍、押忍、ガス、ぷぅ〜」と、野球とはかけ離れた至極のネタで、交流戦企画を〆た。
広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 6月12日放送
ライター 湯谷葉子