「ウルってきた」中田廉の今シーズンのイチオシ選手は玉村昇悟

昨季限りで現役引退した、元広島東洋カープの中田廉さん。カープのここまでの試合を振り返って、いちばん期待できる選手には4年目の玉村昇悟投手を指名した。

 

「玉村投手、いいっすね~!」そう語った中田さんの表情は笑顔だった。

開幕ローテーションの座をつかんだ玉村投手は、開幕3戦目のヤクルト戦で先発。5回2失点のピッチングを披露した。このピッチングについて中田さんは「昨年まで一緒にプレーしていた立場からすると、ここまで選手の力量が変わるのかと驚きました。僕のイメージだと色々な球種を駆使して、トータルで試合を作っていくような投手だったんですけど、真っすぐで押せるようになるとは」。中でも、ヤクルト・村上選手との対戦を高評価した。「ホームランバッターの村上選手を相手に、インコースにしつこく投げている姿にウルっときました。もちろん、(捕手の)坂倉選手の配球もあるんですけど、玉村投手が良くなったからこその坂倉選手の配球だと思う」と、開幕3戦目での好投を振り返った。

さらに、玉村投手の「進化」をこう分析した。「選手として伸びてきたというよりは、成績が出始めて自信がつくようになったことが大きい。自分も、結果を出すことで自身がついてきていた。」と、自身の経験を交えて解説した。玉村投手に話を聞いても、技術的な部分は変えず、気持ちの持ちようを変えたという言葉が返ってきたという。「僕が玉村投手の年齢の時には、こんなことはできませんでした。先発の柱を任される投手として、フィジカル面、メンタル面でみんなから信頼されるような立ち振る舞いができているんだと思う」。

高卒4年目の貴重なサウスポー。今季の活躍から目が離せない。

 

CarpCarpCarp編集部

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