元カープの安部友裕が記者に! 初キャンプ取材で注目選手をフカボリ

「ノンプレッシャー!こんなウキウキして天福球場に来ることはない」と声を弾ませるのは、昨年カープのユニフォームを脱いだ安部友裕さん。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、カープOBの安部さんが記者としてカープの日南春季キャンプを取材。

キャンプ初日(2023年2月1日)、注目選手や推しメンへの直撃取材に挑む。

※データはすべて2月4日O.A.時現在 ※以下、(選手)敬称略

 

フロントドア 安部友裕さん

 

2023年シーズンのスタートとなる日南春季キャンプ。

今は選手時代の緊張感から解放されている安部さんは、「キク(菊池涼介)と(田中)広輔は、グローブの面が打球に向く時間が長く、うまさが群を抜いている」と、グランドレベルではない場所から練習を俯瞰で見つめ、感心。

選手たちのレベルの高い技術を間近で見られるのも、キャンプ観戦の醍醐味だと言う。

 

フロントドア

 

今年の日南春季キャンプは、メンバーの中で12選手が一軍キャンプに初参加。

まずは、主軸として期待される秋山翔吾に、初のぶら下がりインタビューを。

「初めての施設なので、何がどこにあって、どういうホテルに泊まって、どういうタイムスケジュールで動くのか」と、把握している最中だということを聞く。

 

フロントドア

 

キャンプのメニューをこなす中で取材を受けるのはハードなこと。

選手目線で考える安部さんは、ぶら下がりインタビューをパシっと1〜2分で終わらせようと決意し、続いての大瀬良大地には開幕投手への思い、森下暢仁は術後の肘の状態をテンポ良くインタビュー。

一歳年下で、現役時代はお互いに結果を出すべく切磋琢磨した上本崇司からも、「安部さん、コメントが上手くなった」と、覇気ある取材を絶賛された。

 

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安部さんが今シーズン注目する選手としてあげる二俣翔一、田村俊介、田中広輔の3選手にもインタビュー。

 

二俣は去年キャッチャーから内野手にコンバートし、シーズン終了後、育成から支配下登録された。

安部さんは「肩が強いし、性格がいい。口数が多いタイプではないが、熱いハートを持っている」と惚れ込む。

 

安部さんがバッティングに注目する田村は、「自主トレで松山(竜平)さんに一から教えてもらって、スイングの軌道から全部変えてやっている」と明かす。

 

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安部さんと共に三連覇を支えたベテラン。

昨シーズンは自己ワーストの出場41試合で満足のいく成績が残せず、二軍生活が続いた田中。

「今まではチームのために・・・今ももちろんあるが、そう言っている場合ではなくなってきているので、もう一回自分のことをしっかりやらなきゃってなっている。逆に今はワクワクしている感じの方が強い。こだわりを持ってショートで動けることをアピールしたい」と、再起を誓った。

 

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そして、安部さんイチオシの<推しメン>は、昨シーズン規定打席に届かなかったものの、123安打、打率.315の好成績を残した西川龍馬。

しかしシーズン中ばの6月から、およそ2ヶ月間故障で離脱してしまい、決して満足のいくシーズンではなかった。

そんな中、オフは国内FA権を行使せず、単年契約で残留することを決意。背番号も新たに5番となった。

 

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自主トレから今シーズンにかける思いがあふれる西川に、安部さんが単独インタビュー。

今年のテーマとした<本気と書いてマジ>に込めた思いを聞くと、「三連覇の時はずっと代打とか多かったので、主軸になった時に勝ちたい。レギュラーで出て優勝したい」と、キャンプ初日から優勝を明言し、今シーズンにかける熱意を示した。

 

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今年のオフシーズンは、ストレッチに取り組んだという。

「いつもだったら重量を上げて、とりあえず身体を大きくしてってやっていたが、これ以上大きくするとまたケガをするので、今くらいがベスト体重。質の良い筋肉で体脂肪を減らしながら、柔らかい筋肉というか。ケガをしない身体づくりをメインにした」と話す。

 

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さらに、<脱・悪球打ち>について聞くと、「止めるというか、去年もだいぶ我慢していた。もうちょっと確率を上げていければ。どうしてもフォアボールを取りに行くと、ストライクに手が出ないので、探っていこうと思う。打ちに行った中でボールを見逃してフォアボール取れるのが理想」と、さらなる高みを目指して、自らの打撃を追求し続ける。

 

フロントドア

 

西川のキャンプ初日のバッティング練習を見て、安部さんは「徹底してセンターから逆方向の意識が強い」と話すと、「毎年そうだが、初日からガンガン振り回しても、自分の形がまだ定まってないのにまだ早いかなと思って、まず逆方向で自分の形で振ると、キャンプの初めは徹底している」と、しっかり観察している安部さんに感心した。

 

フロントドア

 

「今年はなんとしても優勝したいし、そこだけを目標にまずは、このキャンプからしっかり練習して、いい形でシーズンに入るようにしたいと思う」と、推しメン西川のコメントに頼もしさを感じる安部さん。

「帰りに背番号5のユニフォームを買って帰る」と、充実感を覚えて、初取材を締めくくった。

 

フロントドア

 

広島ホームテレビ
ひろしま深掘りライブ フロントドア(土曜13:00)2月4日放送

ライター 湯谷葉子

 

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