栗林良吏 早くも自己ワースト3敗目 一番の原因は「球威」
23日のDeNA戦。同点の9回。
今年から登場曲として使用しているティミー・トランペットの「Narco(ナルコ)」が鳴り響く中、マウンドに上がったのは、鯉の守護神・栗林良吏。
ルーキーイヤーから2年連続で30Sを記録した絶対的クローザーだが、今年は思うようなピッチングができていない。
この日も2アウト1塁・2塁のピンチを招くと、DeNAの楠本にタイムリーを浴び、自己ワーストの3敗目を喫してしまった。
「打たれているのは甘いと思いますし、高さが高いかなと」
高めに浮いてしまうことについて反省を口にした栗林だが、1番の原因は「球威」にあるという。
「球威というところが1番かなと思っています。自分がフォークフォークとなっている中で、結果的に真っすぐで空振りだとか後ろに飛ぶようなファールが出ていないというのが、他の変化球を当てられている要因だと思うので、フォークも捉えられましたし、カーブも打たれましたし、大前提に真っすぐでファールを取れていないことがだめなところかなと思います」 。
WBCを腰のコンディション不良で離脱するなど、体の面も心配される。
「まだ10試合くらいですし、準備したら出番が回ってくる展開ばかりなので、そこに対しての疲労はないです」
そして、最後にチームへの思いを語った。
「チームがこれだけ勝ちで回してくれたり、良い試合で回してくれたりして、自分一人でチームに迷惑をかけているのは申し訳ない気持ちもありますし、自分個人としてもすごい悔しい気持ちがあります。
期待してもらっている以上頑張りたいと思いますし、新井さんからいただいたこの前の阪神戦の言葉もそうですけど、自分としては期待に応えて新井さん含め首脳陣のみなさんに楽してほしいというか、自分がこういう結果になってしまうとチーム全体の流れも良くないですし、チームとして考えることも増えてしまうので、自分がしっかり抑えることでチームに貢献できると思うので、新井さんにそういう言葉をずっとかけてもらっているので、何とかチームに貢献したいという気持ちがとても強いですね。」
「お前で打たれたら本望」と新井監督から絶大な信頼をよせられている栗林。 3敗目は喫してしまったが、セーブ数はリーグトップの「7」をマークしている。 本来の姿を取り戻し、目標のセーブ王へひた走る。
CarpCarpCarp編集部