2週間ぶりの広島帰還 中日3連戦を前田智徳が振り返る

歴史的な広島サミットも終わり、カープがマツダスタジアムに帰ってきた。6位、中日を迎え撃つも1勝2敗と負け越しという結果に。これで3カード連続の負け越しとなったが、カープOB前田智徳は中日3連戦の状況をどのように見たのだろうか。

 

■バットで魅せた林晃汰&支配下つかんだ中村貴浩

19日の甲子園での阪神戦で1軍昇格を果たすと、24日の中日戦では579日ぶりの超特大ホームラン。ケガで離脱のデビッドソンの穴を埋める活躍を見せている。

「ようやく1軍に帰ってきました。ホームランは打った1打席を見ただけで成長を感じました。飛距離もそうなんですけど、構えからすべて自分で悩みながら一発勝負で答えを出したいうことで、メンタルでの成長もあったと思います。25日の最終打席も、中日のクローザー・マルティネスの156キロのストレートを打ち返していますし、打つ方に関しては間違いなく成長を感じました。以前は、グリップを低く構えていたんですが、今は高い位置に構えています。そうすると下ろすだけなので。低いと高めの球が打ちづらいですから。高いと低めの球が打てないと思われがちですが、低めは引き付けて打てるので。高めの球をホームランできたということは素晴らしかったですね」。

 

そして、シーズン開幕からわずか2カ月で支配下登録を勝ち取った中村貴浩。中日3連戦では、初ヒット、初打点を記録。熾烈な外野手争いに名乗りを上げた。

「ルーキーで育成から上がってきて、こうやってチャンスで何とか食らいついていく姿勢が良いです。ランナーがいるところで打てるところに集中力を感じます。これからもっと良くなるために必要なことは『プロのスピード』に慣れることができるかというところです。そうすれば、タイミングの幅が広がります。今は、いろんなボールについて行って変化球を拾うという打ち方です。日本のプロ野球の投手の変化球は精度が高いので、その変化球で頭がいっぱいになってしまうと、速い球にタイミングが合わせられなくなるというのが特徴です、そこをどう対応していくかですね。中村選手も楽しみな選手です」

 

■安定感抜群の九里亜蓮

「九里投手はタフで安定していますよね。24日は1回に『5点をもらったピッチング』の組み立てができていました。点差を考えて、長いイニングを投げられるように球数を管理してその通りにゲームを作ったんじゃないかなと思います。九里投手のような投手は首脳陣も計算しやすいですよね。ケガという心配事がないので、もちろん打たれることもありますし、負けることもありますけど、しっかりローテーションを守ってくれるという点で頼りになる、こんなありがたい投手はなかなかいないと思いますよね」。

 

そして25日の中日戦で最も輝いた選手には上本崇司の名前を挙げた。

「出たり出なかったりしているんですが、25日は安定感のあるプレーを見せてくれました。打っては2安打、守りでは投手を助けるプレーを何度も見せてくれました。常時出ているんじゃないかという動きでした」。

 

26日からは交流戦前最後の3連戦。「鬼門」を迎える前にいい形でセ・リーグとの戦いを締めくくってもらいたい。

 

CarpCarpCarp編集部

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