山本圭壱のCSファーストステージ観戦記|カープ道リレーコラム第27回
ライター/山本圭壱(極楽とんぼ)
日本シリーズへの道は甲子園で虚しく絶たれましたが、CSファーストステージでの連勝をズムスタで観戦!ありがとぉーーー!
2023年のペナント、そして日本シリーズも終わり(このコラムを手筆している時はまだ日本シリーズが終わってないのですが)、もうすでに気持ちは2024年に向かっている今日この頃です。
今回は10月14、15日、CSファーストステージの山本圭壱観戦記を見ていきたいと思います。
じゃんじゃじゃーん!やって参りましたMAZDAスタジアム広島。
雨が心配されましたが天候にも恵まれて、ちょっと暑いくらいの野球日和でございます。
超超超が付くほどの満員でございまして、諦めかけていた地元でのファーストステージの開催を地の利を生かして突破する舞台は整いました。
私、山本の個人的な見解は初戦をカープが取ったら2連勝で突破!
初戦を落としても、次から2連勝で突破!と、どちらにしたって突破は間違いなしなのですが、できれば15日までしか観戦出来ないので、今日明日勝っての突破が理想的でございました。
カープ床田寛樹、ベイスターズ東克樹の投げ合いで始まったこの試合は、5回が終わって両軍得点を上げることが出来ず、0対0の緊迫した展開でして「頼むから誰か打ってくれぇーーーー!」状態でした。気分でも変えようと場所を移動。
外野の席まで行ってみれば、トランペット率いる応援団のすぐ下は格別で負ける気がしませんでしたねぇ。
しかし、6回に試合が突如動き出します。
ベイスターズ宮﨑敏郎のツーランホームランで2点を追う展開に。
その裏、ワンナウトから菊池涼介のヘッスラ内野安打から野間峻祥が繋ぎ、西川龍馬の犠牲フライですぐさま一点差に。
ラッキーセブンは風船シャワーでハイポーズ。
ビハインドなんて吹っ飛ばせ。今日と明日しか観戦は出来ないんだからと内野に戻ってきました。(ちなみにチケットは私、年間シートもフタ席持っておりまして、後は知人の方との試合中行ったり来たり交換をしておりましたので、その辺は誤解をなさらないでくださいね。年間シートは旧市民球場の頃からずっと購入しております。ウフフ)
気合いを入れ直して応援をしておりましたら、8回にデビットソンが四球でランナーに、そのなれば代走はご存じ羽月隆太郎。
代打の矢野雅哉がきっちり送ってワンナウト2塁に、バッターは菊池涼介。
なんでもできる、うってつけの役者の登場。ここですよここ!三盗が必ずある!そう思った瞬間、東克樹が動くか動かないかの微動(ピクイチ)とでも言うのでしょうか、完全にモーションを盗んでの楽々の三盗に成功したのであります。「よし!」この言葉しか出ませんでしたね。
そして、カウント1-1からの3球目、新井貴浩監督がドラフト会議で常廣羽也斗をくじで引き当てた時くらい緊張したスクイズのサインに、菊池涼介は見事答えてのノーヒットでの同点劇でございました。
こうなりゃ勝って明日で決めるっきゃない!カープファンなら誰もが同じ思いでした。
その思いが通じたのか延長に入り11回、先頭堂林翔太の二塁打に小園海斗の申告敬遠ツーアウトで1.3塁から、神様仏様秋山翔吾様のサヨナラタイムリーで勝利を掴みました!
となればその夜は、
松茸でございますね。松茸とお寿司での堪能ナイトは広島市中区は本通りの夜でした。お寿司の写真は撮り忘れてしまいました。悪しからず。
さぁそして15日になりました。先ずは朝の散歩から。
ブルドックの右はさくらちゃん、左はひめちゃんです。右のさくらちゃんの服はウチの妻、未姫さん作のものです。ひめちゃんのは制作中です。こちらのワンチャンは広島の知り合いの方々のブルドックでございます。ブルドックとの戯れもどうぞ。
朝から楽しい散歩でございました。そしていざスタジアムへ。
この日でファイナルステージへの切符を手に入れたいカープファンで、これまた超超超超超満員の超超超超いい感じでございます。
試合はと言うと、初回いきなり西川龍馬のソロホームランでスタート。
最先の良い滑り出しに先発森下暢仁の好投、更に5回には末包昇大のソロホームランで2対0とし、このまま行くぞの形が出来上がりました。
がそんなに簡単に行くわけもなく、7回に中継ぎ陣が打たれて2対2の同点に。
しかし、追い越されることがなくターリーが踏ん張り、8回は島内颯太郎が先頭を四球で出したものの、その後は3人で料理すると、その裏イニング跨ぎで投げているベイスターズ上茶谷大河に襲いかかります。
先頭の菊池涼介と野間峻祥の連続ヒットに、西川龍馬の送りバントを上茶谷大河のフィルダースチョイスで無死満塁のチャンス。
ここで田中広輔がサークルで準備。この後、
勝ち越しのタイムリーが出るのであった!
その後は秋山翔吾の犠牲フライも出てスコアは4対2。
そしてそして、最後は栗林良吏がしっかり〆てCSファーストステージ連勝で突破したのでありました。
ナイスゲームナイスゲームの二日間でありました。その後の甲子園の事は忘れて、今年最後のMAZDAスタジアム広島での勝利をこの目で焼き付けることができたのは、締めくくり良い観戦記になりました。
もう2024年が待ち遠しい限りでございますが待ちましょう。最後にマクブルームが代打で出る時のバットを持っていく瞬間です。
ナイスガイマクブルーム。今回はこの辺りでだってカープが好きなんだもん。
広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。