【完結編】カープ道MC中島尚樹の「同志」カープ球団職員の陳浚錡(チェンチュンチー)さん|カープ道リレーコラム第33回
ライター/中島尚樹(カープ道MC)
■同志を見つけて半年が経過しました
前回、前々回のコラムで、台湾出身のカープ球団職員、陳浚錡(チェンチュンチー)さんのことを追いかけてきましたが、今回が完結編です。
実に、出会いから半年が経過して完結するという超大作となりました。もう振り返りも必要ないかと思われますが、ババっとまとめます。
チェンさんが、自身のブログのネタ探しに、連日コンコースを歩く「陳(チェン)さんぽ」にカープ道が同行したこと。巨大なタガメのオブジェクトの前で、どうしてタガメを設置しているのか?と言う私たちの質問をはぐらかされたこと。
「仙人掌」と書いて何と読む?と言うクイズを、サボテンのオブジェ到着前に答えてしまい、チェンさんを困らせたこと。
カープ公式ブログに自分たちのネタが採用されるように頑張ったことなどなど、色々ありましたが、今回はその続きからお届けします。
■撮影の休憩時間に見つけたとっておきのネタ
グラウンドに目をやると、何やら整備車らしき乗り物がずっと行ったり来たりしてました。
車体の後部に長細い筒のようなものが取り付けられており、その筒の先から何かが出ているのか、白い点が等間隔に繋がっていました。
中島「あれは何をしてるんですか?」
チェンさん「さぁ・・・」
早い!とても早い返しでした。
中島「何か白いものが出てますね?あれは何ですかね?」
チェンさん「さぁ・・・」
中島「あ!あれ、目印ですね!あそこから泡?かな?白い泡が出て来て、どこまで移動したか分かるようになってるんですね!」
チェンさん「・・・(反応なし)」
中島「水を撒いてるのかな?だとしたら、ホースが繋がってないと可笑しいのか?」
チェンさん「・・・(反応なし)」
中島「これをブログのネタにされては如何ですか?」
チェンさん「う〜ん」
嘘でしょ?全然、乗り気じゃない!
ブログのネタを探す為に、ズムスタ散策のみならず、台湾にまで足を延ばすチェンさんが、グラウンド上を往復する特殊車両に何の興味を示さないなんて!
恐るべしチェンレーダー。
どうやったら、チェンさんのブログに載れるのか本当に分からなくなって来ました。
■ブログのネタとして採用されたあの一言
チェン散歩を続けていると、コンコースのオブジェの中に、ウサギが居ました。
乗っている船の側面には、うさぎの島としても人気がある大久野島の文字が。
これはチェンさんに聞くまでもなく、大久野島のウサギをモチーフにしていることが分かりました。
そこで、チェンさんのブログに採用されるべく、またネタを提供してみました。
中島「ウサギって数える時の単位って何か分かりますか?」
チェンさん「匹・・・ですか?」
中島「それでも構わないのですが、ウサギって一羽、二羽と数えるんです」
チェンさん「ホントですか!?」
初めてチェンレーダーが反応しました!
チェンさん「鳥のように数えるんですね」
中島「そうですね!耳が大きいからなんでしょうかね?鳥のように数えるんですよ」
チェンさん「それは知りませんでした!」
チェンさんの目が輝きます。
中島「鳥のように羽ばたいて、カープも飛躍の年にしたいですね!」
チェンさん「・・・どう言う意味ですか?」
少し欲しがり過ぎましたが、明らかにチェンさんに刺さったようです!
中島「このネタ・・・ブログに書いてもらえますか?」
チェンさん「はい。ぜひ!」
遂にやりました!
あれほど動かなかった山が遂に動いたのです!
台湾のカープファンに向けてもブログを書いているチェンさんが、カープのことに紐付けて、日本の文化を伝えるにはピッタリな内容ではないでしょうか!?
かくして、見事ブログに採用された「中島のウサギネタ」を確認してみると・・・
そこにあったのは、シンプルな番組告知でした。
チェンさん本当にありがとうございました!
広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。