優勝を祝う乾杯のために!秋山翔吾選手が広島で極上ウイスキーを探す【カープ道】

広島ホームテレビ『カープ道』に、新井貴浩監督率いるカープの主軸を担う稀代のヒットメーカー、秋山翔吾選手が登場。「優勝を果たし、ビールかけの後に至極のウイスキーで乾杯したい」という秋山選手のリクエストに応えるべく、広島県内を西へ東へとかけ巡る。案内役は廣瀬隼也アナ。広島から名古屋に転勤となった朝日新聞スポーツ部記者の辻健治さんも駆けつける。

 

左から、 廣瀬隼也(HOMEアナウンサー)、中島尚樹(カープ道MC)、秋山翔吾(広島東洋カープ)、辻健治記者(朝日新聞)

 

まず一行が訪れたのが、ウイスキーを豊富に取り揃えているバー『The Bar Top Note』(広島市中区紙屋町)。店内で上着を脱いだ秋山選手は、バーテンダーを意識したかのようなワイシャツにベストの出立ちでやる気を見せる。最初に、ウイスキーは原料によって2種(大麦麦芽のみ=モルトウイスキー、トウモロコシ等の穀物=グレーンウイスキー)に分類され、さらに製法やブレンド(単一の蒸溜所のモルトウイスキーだけで造られたもの=シングルモルトウイスキー、モルトとグレーンをブレンドしたもの=ブレンデッドウイスキー)でも種類が分かれるという基礎知識を学ぶ。

 

 

そして、この道20年のマスター野間真吾さんが、味の違いが分かりやすい2種類のシングルモルトウイスキーを用意。テイスティングした秋山選手は、「最初の『グレンフィディック』はストレートでもゆっくり飲めて、飲みやすい」と話し、次のスモーキーな香りと独特のクセが魅力の『ボウモア』については、「全然違う。“スモーキー”の意味がわかる。今まで燻された香りのものが好きではなく、飲みやすいものばかり飲んでいたが、これは好きな味かもしれない」とコメントした。

 

 

3000本ほど所有する店のウイスキーの中でも、幻のアイラウイスキーと呼ばれ、一番高価な『ポートエレン』は、1杯10万円ほどのうち、1万円分をテイスティング。「今年がんばんなきゃって思う。ウイスキーをもう少し探りたくなった」と秋山選手は話し、バーを後にする。

 

 

続いては、広島県にある2ヶ所の蒸溜所へ。まずは呉市にある日本酒『千福』の醸造元、『株式会社三宅本店』を訪問。取締役の三宅清史さんによると、「コロナ禍でお酒の消費量が減り、日本酒以外の柱を作りたい」と、2022年からウイスキー製造にチャレンジしているという。秋山選手にもっとウイスキーを好きになってもらうべく、スペインから輸入したシェリー樽が約250個並ぶ蒸溜所を特別に見学。モルトウイスキー製造の5つの工程(製麦→仕込み・糖化→発酵→蒸溜→熟成・樽詰め)を学ぶ。

 

 

糖化というウイスキー作りの重要な工程で、日本酒の仕込み水を使用するのが特徴の『ニューポット瀬戸内』と、1年熟成の『ニューボーン瀬戸内』をテイスティング。樽詰めされる前のもので、アルコール度数60度の『ニューポット』は「ガツンとくる」。1年間樽で寝かせた『ニューボン瀬戸内』は、「すっと入っていく」と話す秋山選手。「年数が経つと楽しみが違う。新井監督が求めている若手像はこれかも。荒々しい若手がどんどん出てきて、勉強して年数を経て、いい選手になる。新井監督好みかも」と、指揮官の想いを重ねた。

 

 

まだまだ続く、優勝後の二次会でたしなむ至極の一杯を探す旅。次回、秋山選手が出逢うのはどんなウイスキーか!?

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 2月14日放送

ライター 湯谷葉子

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