ついに開幕したパ・リーグ球団との熱き戦い「日本生命セ・パ交流戦2024」。広島ホームテレビ『カープ道』では、パ・リーグを愛する芸人たちを迎え、戦力や気になるワードを聞き、戦いの見どころを探っていく「パ・リーグ芸人とトークの交流戦」を今年も敢行。前回は、オリックス芸人のタモンズ・安部浩章さんと熱き戦いを繰り広げた。今回は6月4日からマツダスタジアム3連戦を前に、日本ハムを愛するランパンプス・小林良行さんが登場。北海道出身の小林さんは、日本ハムの本拠地が北海道に移転した2004年から応援し続けている熱烈ファン。全試合をチェックするカープ大好き芸人、ユマさんが迎え撃つ。※データは5月8日の収録日現在

 

 

ユニフォームの下には、新庄剛志監督の顔が無数に描かれたTシャツを着用し、気合いを入れた小林さん。去年の交流戦を振り返ると、日本ハムは10勝8敗で勝ち越し。5位だったが、「このくらいまで調子良かった。この後に13連敗とかもあって、サブスクの動画配信サービスを解除しようかと思ったくらい。チームが新しすぎるのではないかと感じる。体力的にも慣れていないので、1回へこむと精神的にやられる」と分析する。カープとの戦いは3連敗。「強いなと思った。シンプルにピッチャーがいいなというイメージがあった」と印象を話す。

 

 

去年はリーグ最下位でシーズンを終えた日本ハムだが、今シーズンはここまで2位と大健闘。2022年から指揮をとり、まさに奇策ともいえる采配でチームを率いていた新庄監督だが、今年は少し異なる様相を呈しているらしい。「今年は全くない。勝てるチームになってきたから。1点差で勝ったゲームが10試合くらいあり、1点差で勝てるチームになってきた。失点数は多いが、勝ち越している。新庄監督がそう言っていた」と、小林さんは明かす。

 

 

日本ハムの打撃陣を支えるのは、「打率.347で2022年の首位打者だった松本剛選手（30）。日本ハムは選手が若いので、野手の年齢では一番上くらい。キャプテンは置いていないが、実質のキャプテン。去年のレフトから今年はセンターにコンバートされ、基本上位打線。今年少し調子が悪いが、夏ぐらいに上がってくるかなと思う」と、小林さん。また、「2023年三井ゴールデン・グラブ賞」に輝いた強肩の万波中正選手も、今年調子が悪く、HRが3本しか出ていないが、ここから上げていってほしいと期待する。

 

 

「投手陣は整っている」と胸を張る小林さん。「でも先発が一枚足りない。伊藤大海投手、加藤貴之投手、山﨑福也投手、北山亘基投手、上原健太投手と、あと1人ほしい。田中正義投手はクローザーとして去年より安定感がある。クローザーがチームの課題だったが、そこも埋まっているので、投手陣は強くなっている」という。その投手陣を打ち崩すカープの打撃陣としてユマさんは、「去年、坂倉将吾選手が加藤投手からソロHRを打って、その1点で勝った。今年もやってくれるのでは？」と、目を輝かす。

 

 

3連戦の注目選手として小林さんがあげるのは、「清宮幸太郎選手。最近一軍に上がって、すぐ下げられて・・・。彼がHRを30本、40本打たないと日本ハムはダメ。ドラ1では、ダルビッシュ有投手、大谷翔平選手、斎藤佑樹さん、清宮選手でちょっと下がっていっている。ドラフト1位のスーパースターを日本ハムは出さなきゃダメ。清宮選手がカープ戦に出場したらどうなるか、見たい」と。またもう1人の注目選手は、「今年初昇格した今川優馬選手。6人兄弟で全員顔が一緒。小さい今川、女性っぽい今川と、今川っぽい今川が3人いて、すごく面白い」と、兄弟の写真を披露。「2軍で成績良かったので昇格してきた。今年こそ打ってほしい」とエールを送る。

 

 

ユマさんは、「カープで注目は松山竜平選手。主に代打で起用されているが、今シーズン4月4日のヤクルト戦、代打で決勝タイムリー。5月4日で決勝3ランHRを打っている」と、4日に活躍していることをアピール。「続く6月4日は日本ハム初戦。活躍すると思う」と話すと、小林さんから「競馬中継の予想する人みたい」とツッコまれる。

 

 

4日から始まる3連戦を、ユマさんは「カープ3勝0敗」と予想。小林さんは「日本ハム2勝1敗。日本ハムの戦い方はこれでいい。3連勝なんか狙わなくていい」と、話した。

 

 

そのほか、番組MCの中島尚樹さんは、毎年キャンプシーズンになると訪れる日南市の方々が特産品を販売されていると聞き、マツダスタジアムを訪問。6月7日のロッテ戦は、日南市スポンサードゲームとなり、地鶏といった日南市の美味しいものが集まるという情報をキャッチした。

 

広島ホームテレビ『カープ道』（水曜深夜） 5月29日放送
ライター　湯谷葉子