カープ観戦をもっと楽しむために!ライバルを知るべし〜ドラゴンズ編〜【カープ道】

広島ホームテレビ『カープ道』では、カープ観戦をもっと楽しむために対戦相手を学ぶ新企画を。今回は今シーズン開幕から好調だったドラゴンズを学ぶため、名古屋ロケを敢行。メ〜テレ(名古屋テレビ放送)でスポーツコーナーを担当する島貫浚(しまぬき りょう)アナに、ドラゴンズの魅力を教えてもらう。

 

 

埼玉県出身で、実家にオレンジ色のタオルを捨ててきたという島貫アナ。現在は、朝の情報番組『ドデスカ!』でスポーツコーナーを担当。「毎朝、ドラゴンズのいいところ、昨日の試合でココ良かったねというところを全力でプレゼンしている」と、テンション高めに話す。それもそのはず、4月19日の収録時点では、ドラゴンズがセ・リーグ首位。8年ぶりの単独首位に喜びもひとしおだった。

 

 

「ドラゴンズは創立1936年。巨人、阪神に次いで3番目に歴史ある球団。リーグ優勝は9回でカープと一緒。本拠地はバンテリンドーム ナゴヤ。監督は、ミスタードラゴンズ立浪和義さん。監督3年目。過去1年目と2年目(2022年、2023年)は最下位。立浪監督の思いのこもった3年目」と、まずはドラゴンズの基本情報を島貫アナが紹介。「カープ対ドラゴンズの昨年の対戦成績は12勝12敗1分。ドラゴンズはビジターに弱いイメージがあったが、マツダスタジアムだけはいけるな、という雰囲気があった。去年から投手陣がいいので、そこがカープにハマっていたのかな」と、振り返る。

 

 

「チームカラーとして、ロースコアで勝つ。投手陣はかたい」と話し、「見てほしい投手は、柳裕也投手#17。選手会長で今年初の開幕投手を務めた。直球はそこまで早いわけではないが、伸びのある真っ直ぐと変化球のコンビネーションで打ち取るタイプ。相手バッターのタイミングに合わせ、それをずらして打ち取っていく技術がある。明治大学時代はキャプテンで、森下暢仁投手の先輩にあたる」。さらに、西武・ロッテ・楽天を経て去年ドラゴンズに加入した涌井秀章投手#20の名前もあげ、「今年2000奪三振を達成。マツダスタジアムで20年連続勝利を記録。3球団で最多勝利を獲得したレジェンド投手。抜群の安定感でドラゴンズのローテーションを支える」と紹介する。

 

 

投手陣と堅い守りが魅力のドラゴンズ。「今年の守備陣を支えるのが、中田翔選手#6、田中幹也選手#2、高橋周平選手#3。2年目の田中選手は、2番セカンドで定着し、守備範囲が広いところから“忍者”と呼ばれている」と話す。また、去年12球団ワーストの390得点で、得点不足に泣いたドラゴンズだが、島貫アナは、「あと1本のところで、ちゃんと打ってくれる中田選手、細川成也#55の新たなクリーンナップが打線を牽引する」とも。

 

 

マツダスタジアムでの観戦経験を聞かれた島貫アナは、「マツダスタジアムは行ったことがないが、横浜スタジアムと神宮で3回くらい、カープファンの知り合いとカープ側のスタンドで応援した」と明かし、球団史上最も愛された外国人選手、エルドレッド選手の打球がスタンドに飛び込むと、「宮島さんの神主が〜♪」と得点が入った時の応援歌を完璧に歌い、実は“カープ好き”だということを披露した。

 

 

背中にニックネームが書かれたユニフォームで試合をするという日、祖父江大輔投手#33は、実家がキャラメル店だったことから“キャラメル”と。福敬登(ふく ひろと)投手#34は、東山動物園のイケメンゴリラで知られるゴリラの名を借りて“シャバーニ”と背中に書いたという、ほのぼのしたエピソードも紹介。さらに、「走攻守の三拍子そろった村松開人選手#5は、かわいいところがある。グローブに、平仮名で“かいと”と書いてある。それは、そもそも漢字と平仮名の2種類作ったらしく、平仮名にしたら少し印象が柔らかくなるかな〜と思ったからだと言う。両方使っていたら平仮名のグローブが軟らかくなった。イメージとグローブとも、どちらもやわらかくなった」というオチをつけて、島貫アナはドラゴンズ紹介を〆た。

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 5月8日放送

ライター 湯谷葉子

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