セーブ王になる!カープの守護神・栗林良吏のWBCと今季に向けた決意に迫る

「今年の目標はセーブ王」と、頼もしく断言するのは、鯉の守護神に君臨する栗林良吏投手。

 

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広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、プロ3年目の栗林投手をフカボリ。

WBCに向けての仕上がりや、その先にある今シーズンへの意気込みを聞く。

※データはすべて2月11日O.A.時現在 ※以下、(選手)敬称略

 

球団史上初、新人から2年連続30セーブ以上を記録した鯉の守護神・栗林。

今年は3月8日に開幕するWBC2023の日本代表にチームで唯一選出され、急ピッチで調整を進めている。

「ブルペンの回数も多かったし、ここ1年目、2年目に比べたら一番早く調整ができている。キャンプではWBCのボールに慣れることと、投げ込みが一番大事だと思うので、ずっとボールを投げてここまで調整してきた」と話す。

 

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日本のボールより大きくて滑りやすいと言われるWBC公式球。

対応するのに苦戦していたが、春季日南キャンプに突如として現れた黒田博樹球団アドバイザーが救世主となった。

WBC公式球はメジャーリーグで使用されるボールと同じなだけに、「日本球界でもメジャーでも活躍された方なので、いろんなアドバイスもいただけ、頼り切っている」と言い、ボールに対するアプローチもどんどん良くなっていっていると胸を張る。

 

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試行錯誤する中、2月8日には本キャンプ初めてバッターと対戦し、フリーバッティングでは打者14人に対して、ヒット性の当たりは3本のみ。

ボールへの違和感もないと、順調な仕上がりを見せた。

 

「黒田さんにも、新井さんにも、まずはWBCでベストパフォーマンスを出せるように準備してほしいと言っていただいて、とても心強い」とも話し、球団からの後押しにも支えられ、着々と準備を進める栗林。

もちろん3年目のシーズンにかける思いも強い。

「セーブシチュエーションは限られた数しかないと思うので、そこでまずは結果をしっかり出して、セーブ数にこだわってやっていきたいと思う」と明言。

 

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さらなる高みを目指すために、「この2年間はフォークに頼りっぱなしだったが、追い込んでから真っすぐで勝負できることも必要。真っすぐでカウントが取れたり、ファールが取れることによって他の球種がいきてくると思うので、3年目は真っすぐをテーマにやっている」と、ストレートに磨きをかけていることを明かす。

 

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「プロ野球選手は、3年やって一人前だと言われることが多いが、この2年間積み上げてきたものが無駄にならないように、3年目も結果を出したいと思うし、2年目はスタートダッシュで失敗しているので、3年目はしっかり1年間を通して活躍できるようにしたいなと思っている」と決意を新たにする栗林。

 

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今年の目標はズバリ『セーブ王』。

「チームが優勝するためには、自分がこの目標を達成することによって近づくと思うし、チームに貢献できると思うので、今年はセーブ王を目指して1年間戦いたいと思う」と、力強く締め括った。

 

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広島ホームテレビ
ひろしま深掘りライブ フロントドア(土曜13:00)2月11日放送

ライター 湯谷葉子

 

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