番組MC中島尚樹が語る!カープから少し外れたお話|カープ道リレーコラム第1回
自己紹介します。
こちらでコラムを担当させて頂くことになりました中島尚樹と申します。
カープを知らない地元タレントがカープについて勉強する番組「カープ道」のMCをしております。
かれこれ8年間、カープを知らないタレントとして番組を続けさせてもらってます。
カープ道MC 中島尚樹さん
よく聞かれるのですが、カープのことを本当に知りません。
だからこそ8年も番組が続くわけですが、そんな人間になぜカープのコラムを頼むのか?
理解に苦しみます。
ただ、頼む方が悪いので、私を攻撃するのだけは止めてください。
さて、カープ道と言う番組は、カープのド真ん中から少し外れた話を扱うことが多いです。
野球実況の裏側を聞いたり、選手のテーマソングを勉強したり、ズムスタ周辺をお散歩したり…。
なので、ド真ん中の話題は他のライターさんに譲って、私はカープ道同様、カープから少し外れた話をさせてもらいます。
圧倒的に多い○○○芸
カープに限らず、スポーツ選手がテレビに出たり、イベントに出たりして、トークをする機会は多いと思います。
私も現役選手、OBに限らず、色んな方とお話しをして来ましたが、そのトークの上手さに毎回、舌を巻きます。
野球が上手い上に、トークも上手いって反則だろ?と思うわけですが、球場であれほど痺れる経験をされてるわけですから、まぁテレビなんかで話すなんて余裕なんでしょうね。
そんな皆さんのトークスキルで、圧倒的に多い話芸があります。
それは「すかし芸」
ネットを調べますと「期待を裏切る言動で笑いを取る」とあります。
こう返すはずだと言うところでリアクションを取らなかったり、全く関係ないコメントをする感じです。
「今日もよろしくお願いします!」「えっと…どちら様ですか?」って言うアレです。
これ、一般社会でもよく見る光景だと思います。
それもそのはず、これって、関係性が出来上がっている(=期待)からこそ生きるやり取りだからです。
個人的な意見ですが、この話芸は比較的容易だと思っています。
フリと言うか説明が必要ないのですから。
それなのにと言いますか、だからこそと言いますか、これがまぁウケるんですね。
仲間内で、これを多用するのは止めようと話すほど、瞬発力と爆発力のある便利なボケです。
結局、エピソードトークが面白い
「すかし芸」が得意な方でも、カメラが回ってない時やステージの上にいない時は、一切「すかし」ません。
ちゃんと受け応えしてくださいますし、質問にも真摯に答えてくれます。
そう。サービス精神が旺盛な方こそ、カメラの前やステージの上に立つと、これを多用される傾向にあるんですね。
トークのアクセントとして入れられる方も多いかと思うのですが、私個人としては、デメリットもあるんじゃないかと思ってます。
選手の方はスターですから、パワーバランスが圧倒的に上なんですね。
なので、関係性がよく分からないと、冷たい人に見えやしないかとハラハラします。
こんなこと言ってますが、裏では真摯で優しい人なんですよ!と。
そんな中、トークで面白いのはやっぱりエピソードトークだと思います。
話を組み立てて行かないとならないので、なかなかに難易度は高いのですが、笑いの量が全てではありません。
その人からでしか聞けないエピソードは、何ものにも変え難い価値があります。
それがカープ選手の口から語られるなんて…最高じゃないですか!
なので、番組内でも、イベントでも、エピソードトークにはトゥーマッチにリアクションするようにしてます。
一方の「すかし芸」には、あまり反応しないようにしてるんですが、これが結局、笑ってしまう…。
「今日もよろしくお願いします!」「えっと…どちら様ですか?」
これはこれで、めちゃくちゃ面白いですもんね(笑)
ライター/中島尚樹(カープ道MC)
広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。