期待高まるキーマン!秋山翔吾論〜その①〜【カープ道】

昨年カープに電撃移籍した稀代のヒットメーカー秋山翔吾選手。迎えた2年目のシーズンは開幕から絶好調。新井カープの主軸としてチームを牽引している。広島ホームテレビ『カープ道』では、秋山選手と何かとゆかりのある人たちを迎え、秋山選手の魅力に迫る。

 

カープ道

 

まずは、誕生日(4月16日)と出身地(神奈川県横須賀市)が同じだという廣瀬隼也アナが登場。「実は母が秋山選手のお母様と中学の同級生だったらしい。共通の知人の結婚式に一緒に出席したとも母から聞いた。奇跡的な縁を感じている」と、ゆかりあることをアピールする。

 

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今年の誕生日(4月16日)には、廣瀬アナが野球中継の実況を担当。「自分にとってはバースデー実況。同じく4月16日が誕生日の玉村昇悟投手で、外野に秋山選手。そして放送席には私がおり、誕生日ラインが出来上がった」と喜ぶ。

 

その4月16日のヤクルト戦は、秋山選手はライトの守備。先発は22歳の誕生日を迎えた玉村投手。初回5点を奪われて苦しい立ち上がりだったが、流れを呼び戻したのは35歳の誕生日を迎えた秋山選手。先頭打者として出塁し、さらには田中広輔選手の満塁HRを呼び込んだ。逆転勝利でお立ち台に上がった秋山選手の頭にはバースデーケーキを模した帽子が。「いいつなぎで活躍して、無理やり立たせていただいた。本当にいい空気だからこそ、しめるところはしめて、しっかりしたプレイをみんなでやっていきたい」と話し、自身の誕生日に最高の勝利をファンに届けてくれた。

 

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続いては、カープで8年間プレーした後、西武で2年間、秋山選手とチームメイトだった木村昇吾さんがリモート出演。「名前が同じショウゴで、誕生日も同じ日」だという木村さんは、現在クリケットの日本代表としても活躍中。「解説としてキャンプに行った時に(秋山)ショウゴと話す機会があったが、第一声が“あ!クリケット先輩じゃないですか”だった」と振り返る。

 

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秋山選手が打撃好調なのは「西武時代の打ち方に戻しているのではないか。ヤクルトとの開幕戦で、ヒットを打った1打席目の打ち方も良かったので、今年は調子が良いと感じた。シーズン途中からの移籍は難しい。今年は腰を据えてやりたいことをやっている。ゆったりボールを待っており、何を投げられてもタイミングが合っている感じ。技術があるのでタイミングさえ合えば簡単にヒットになる」と分析する。

 

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日々カープを取材する番記者。朝日新聞社の辻健司さんは、「オフから練習を見ていて、準備をきちんとする選手」だと、秋山選手の印象を語る。また「今年の春キャンプが終わってマツダスタジアムに戻ってきた時、秋山選手が外野をダッシュしている練習の様子を写真におさめようとカメラを向けていると、引き上げていく時に“あ、『カープ道』に出ている辻さん”と声をかけられた」と明かす。秋山選手が当番組『カープ道』を見ていただいていることに、スタジオ一同から驚きの声が上がった。

 

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秋山選手の野球人生をたどると、横浜創学館高校から八戸大学へ。2010年ドラフト3位で西武に入団。1年目から開幕スタメンを勝ち取り、主に一番打者としてレギュラーに定着。2016年には侍ジャパンにも選出され、球界を代表するヒットメーカーに。獲得タイトルは、最多安打が複数あり、日米通算2000安打まで残り467本(4月11日現在)。

 

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中でも、「2015年、日本記録となった最多安打216安打はすごい。200本以上打っている選手は、イチローさん、西岡剛さん、青木宣親さんと秋山選手だけ」と大絶賛。技術はもとより、強い体と精神を兼ね備えている選手だという。また、三井ゴールデン・グラブ賞も6回受賞していることに触れ、辻さんは「雨の日の試合前練習でも、シートが敷いてあるグラウンドに出てきてノックを受け、スコアボードの上の旗を見ながら、フライの球の伸びなどを確認されていた」と、準備万端で試合のぞむ姿が印象的だと話した。

 

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ほか、「真面目」「面白い」とまだまだ尽きない秋山選手のエピソード。次回は、大学時代の恩師でもある東日本国際大学野球部監督の藤木豊さんが登場し、意外な一面を披露する。

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 5月3日放送

ライター 湯谷葉子

 

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