【広島】薮田と岡田ら優勝支えた選手に戦力外通告 岡田には育成契約の打診

広島は5日、薮田投手岡田投手ら6選手に、来季契約を結ばない旨を通告した。

 

薮田投手は2014年ドラフト2位でカープに入団。2017年には15勝3敗の成績を残し、最高勝率のタイトルを獲得。チームの連覇にも大きく貢献した。しかしその後は

登板機会が減少し、今季もわずか3試合の登板にとどまっていた。

取材に対し、薮田は「ここ数年覚悟していたし、来たかという感じです。今年1年は特にそういう覚悟を家族に伝えながらやってきたので、自分も含めそんなにネガティブな感情にはならなかった。まだまだ野球を続けるつもりですし、次を見て頑張りたい」と、現役続行を希望した。

地元・広島出身の薮田はカープへの思いも口にした。

「プロ野球を目指すきっかけがカープだったので、そこで野球ができたことは幸せだったし、その中で3連覇できてそのタイミングでカープでできて嬉しかった。カープに入れて夢のような時間でしたし、できればもっと活躍したかったですけど、こうなったからには他のチームに獲っていただいて活躍したい」。

今後は、球団の施設で練習を続けトライアウトを受けるとしている。

■2015年のドラフト1位には育成契約の打診が

薮田と同じく、2017年に2ケタ勝利をあげ、チームの連覇に貢献した岡田明丈投手にも戦力外通告が告げられた。岡田は2021年に右ひじを手術。今季実戦復帰を果たしたばかりだった。

球団からは育成契約を打診されたというが「検討中」だという。

「育成の打診を受けたが、家に持ち帰って考えようと思います。リハビリで終わった形なので、もう少しやれたかなと思います」と、現役続行を表明した。

 

カープはこの日、他に行木俊投手、中村来生投手、三好匠内野手、木下元秀外野手に来季契約を結ばない旨を通告している。

 

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