【後編】カープ道MC中島尚樹の「同志」カープ球団職員の陳浚錡(チェンチュンチー)さん|カープ道リレーコラム第28回
ライター/中島尚樹(カープ道MC)
「同志」を見つけて3ヶ月が経ちました
先日、カープ道のロケで、わたくし中島尚樹が勝手に「同志」と呼ぶべき方とお会いしたことをお話ししてから3ヶ月が経過しました。
前編からの間が空き過ぎたので、簡単に前回のあらすじを… 同志の名前は、台湾出身 来日9年目の陳浚錡(チェンチュンチー)さん。
台湾時代から、日本のプロ野球を応援されており、紆余曲折を経てカープ球団職員となり、広報として活躍されていらっしゃる方です。
そんな陳(チェン)さんがカープ球団公式HP内で展開しているブログ『你好(リーホー)陳です!』の更新ペースがえげつないと言う話をしました。
前回の記事:カープ道MC中島尚樹の「同志」カープ球団職員の陳浚錡(チェンチュンチー)さん|カープ道リレーコラム第21回
規模の大小はあれど、自身がブログ記事を書き続けると言う同じ立場に立ち、どれほどすごいことをしているか思い知らされたわけです。
その時から私はチェンさんのことを同志と認め、リスペクトを持ってウォッチしていました。
そんなチェンさんがネタ探しで、連日コンコースを歩く「陳(チェン)さんぽ」に、我らがカープ道が同行することになりました。
今回は、チェンさんがネタ探しをする詳細を当コラムでお伝えしたいと思います。
出会い頭に衝撃のぶちカマシ!
球場前でのオープニングでチェンさんは手書きのフリップを出してきました。
『仙人掌』
チェンさん「日本語の意味は何でしょう?」
なんとチェンさん、挨拶もそこそこに台湾語クイズを出題して来たのです。
すごいカマシです!
私はここでも衝撃を受けるわけです。 チェンさんのブログはカープに関する記事のみならず、台湾の文化や言葉に関する内容も多いのが特徴です。
どこかシンパシーを感じるのはここでして、本流の水源が枯渇しないように伏流からネタを引っ張ってくる感じ。(私の場合、本流の水源はハナから枯渇してるんですが…汗)
その伏流を名刺代わりのクイズにする辺り、激アツだなと。
カープネタを探すロケでいきなり台湾語クイズを出すなんて…。
中島「サボテン?」
私は直ぐにクイズに答えました。
チェンさん「…あ…すごい…」
当たるとは思ってなかったのか、その返しを何も用意していなかったチェンさん。
これが実は壮大な伏線になっていたことに気付くのはまだ先のことでした。
どこで反応するか分からないチェンレーダー
ロケは私とアナウンサー2人が同行し、ブログネタを探します。
カープ球団公式HPに出られる栄誉もあるので、三人でネタの全力プレゼンをします。
ネタ探しのチェン散歩は、いつしか「チェンさんの琴線に触れる選手権」になって行きました。
歩いていると、巨大なタガメのオブジェがありました。なんでタガメなんですか?と聞くと命の尊さを伝えるためと答えるチェンさん。
地球上に数ある命の中で、その尊さを説くためにタガメをチョイスする理由にはなっていません。
きっと他にしっくり来る理由があるとは思いつつ、このタガメで何とかネタ提供したいと思い、プレゼンを開始します。
岡本愛衣アナと野村舞アナがタガメエピソードを絞り出しす中、当のチェンさんは一切の反応なし。
恐ろしくノーリアクションが続きました。
左から岡本愛衣アナ、野村舞アナ、陳浚錡(チェンチュンチー)さん、中島尚樹
中島「ぼく…タガメ食べたことあります」
チェンさん「どんな味ですか!?」
ここで、チェンレーダーが反応!
その時の状況や食べ方などを説明しましたが、ブログネタには当然なりませんでした。
うさぎオブジェの前で遂にネタ採用!
散歩を続けると、うさぎのオブジェがありました。
ここでもネタを採用されたい私たちはプレゼンに余念がありません。
そして、遂に私たちのネタが採用されたのです!
その珠玉のネタは一体誰のものだったのか!?
1,500文字になったので…つづきます。
広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。