鯉党がアツく語る!新井カープ・プレイバック後半戦 【カープ道】

ファンが歓喜した2023年のペナントレース。就任1年目にしてカープ伝説の機動力野球を復活。終わってみれば2位でリーグを終え、5年ぶりのクライマックスシリーズ(以下、CS)進出で、新井貴浩監督の野球をファンに見せつけた。広島ホームテレビ『カープ道』では前回に続き、熱烈な鯉党に今シーズンをたっぷり振り返ってもらう。ゲストは、カープ芸人のボールボーイ佐竹さん、フリーアナウンサー佐久間むつみさん、榮真樹アナ。

 

«鯉党が選ぶベストゲーム»に、佐竹さんは、森下暢仁投手がプロ初HRを放った6月28日のDeNA戦をあげた。森下投手の初HRがスタンドインした5メートル先で観戦していたという佐竹さんは、「取った人の手の中にあった記念のHRボールを撮影させてもらい、ボールがダイレクトにみぞおちあたりに当たったという人に、その瞬間を再現してもらい画像におさめた」とも明かし、忘れられない試合になったと話した。

 

榮アナが選んだのは、8月3日のDeNA戦。「この日は広島ホームテレビの中継試合で、私はベンチリポーターでヒーローインタビューも兼ねる担当。しかし、両投手の好投で結果延長12回で決着つかず。0対0なので何の情報も入ってこず延長12回、ずーっと視聴者としてテレビを観ていた」と、出番がなかった試合を振り返った。

 

佐久間さんが選んだベストゲームは、10月14日のCSファースト第1戦。DeNAに劇的なサヨナラ勝利を飾ったCSシリーズの初戦。「カープらしい機動力野球もあったが、最後に見せてくれた新井監督がベンチから飛び出す姿が、ベスト・オブ・マリオジャンプ」と大興奮。喜んで飛び跳ねる新井監督の姿が、アクションゲームの主人公に似ており、その日のジャンプが一番キレイに見えたのが印象に残っているのだという。

 

«今シーズンのMVP»を聞くと、佐竹さんと佐久間さんは、島内颯太郎を選出。佐竹さんは「今まで結果がついてこなかったが、今年は球団史上初の最優秀中継ぎ投手。文句ない」と絶賛し、佐久間さんは「去年は失点したら、そこから崩れてしまっていたが、今年は崩れず投げられていた。技術面の自信がメンタルをも強くし、表情もコメントも自信に溢れて頼もしい」と話す。

 

榮アナが選ぶのは、上本崇司選手。「1番から8番まで、9番以外は、ほぼ全て打順を務めていたし、つなぐ4番目の打者として鯉打線を牽引。さらに守備でもチームに貢献。どこのポジションでも打順でも結果を残す、ユーティリティというか、完全にチームに必要な選手」と賛美する。さらに佐竹さんは「上本選手は、若手選手がエラーしたら、必ず声をかけにいく。自分もミスをした時に、誰にも何も言われなかったら凹むので、その気持ちもわかるからと声をかけると聞いた。先輩からも後輩からも好かれる選手」と、人柄の良さも加えた。

 

最後に«早過ぎる!2024年カープ妄想»と題して、来シーズンのカープの希望的観測を。佐竹さんは、「末包昇太選手=HR30本。野間峻祥選手=最多安打」。自身初の2ケタHRをマークした末包選手は、鈴木誠也選手のもとで習得したギューギューのパンパン打法に改良を加えてHR量産を。自分のスイングでヒット量産する野間選手には、足をいかした新井野球を牽引してほしいという。

 

榮アナは、「今シーズン78+22で、チーム盗塁数100」をあげる。「CSファースト第1戦で羽月隆太郎選手が見せた三盗が増える。そして、リーグ優勝、交流戦優勝、全チームへの勝ち越しで、完全リーグ優勝へ」と夢は広がる。

 

佐久間さんは、「日本シリーズ進出の阪神・岡田彰布監督はメディアを活用して選手を褒めたり、叱ったりする。オリックス・中嶋聡監督は、選手と直接対話するタイプ。新井監督は両方兼ね備えている。だから、スバリ日本一」と、持論炸裂させ、締め括った。

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 11月15日放送

ライター 湯谷葉子

 

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