西川龍馬の人的補償はだれに?オリックスファンのプロテクト予想から考える新戦力

西川龍馬のオリックス入団が決まってから、約1週間。ファン感謝デーでのあいさつなどもあり、我々カープを応援する人たちも徐々にお別れの実感が湧いてきたのではないだろうか。川口に始まり、江藤、金本…。主力のFA流出は慣れたもの。逆にいまは、第二の赤松真人、一岡竜司、長野久義が誰になるのかが楽しみになっている。この3選手に共通することは「人的補償で広島に来た選手」だということ。赤松は現在コーチとして、今季限りで引退した一岡も球団スタッフとして広島に残ることが決まった。長野は広島在籍時はファンから愛される存在になった。

■そもそも人的補償ってなに?

人的補償とは、FAでの移籍元となった球団に移籍先の球団の選手が選ばれて、移籍するもの。年俸が上位10位の選手の移籍時に発生する。(上位1~3位はAランク、4位~10位がBランク)今回のカープの場合、西川龍馬はBランクだと推定され、人的補償での選手獲得が可能となる。カープには2つの選択肢があり、西川の年俸の6割を補償として受け取るか、年俸の4割+補償選手を獲得するかのどちらかになる。2008年の新井貴浩の阪神へのFA移籍以降は、人的補償選手を獲得しており今回も獲得が予想される。

人的補償で獲得できる選手だが、移籍元の球団の28選手のプロテクトリストから外れた選手から選ぶこととなる。

■オリックスファン歴20年以上の友人に独自プロテクトリストを予想してもらうと…

西川のFA移籍が発表され、オリックスファンの友人に連絡を取った。「うれしい!外野は中川選手しか固定できていなかったので、良い補強!」と興奮気味だった。確かに、去年6月の秋山翔吾の加入はとても嬉しかったし、興奮した。彼はいまその状態なんだろう。しかし、秋山と違うことは人的補償が発生してしまうこと。興奮状態の彼に水を差してしまうようで大変申し訳ないのだが、「独自プロテクトリスト」を予想してもらった。ここから漏れた選手でだれがカープに必要か考えてみる。

当然、知っている選手ばかり。以前、こちらのサイトで紹介した記事、

西川龍馬の人的補償は「来田が外れていたら獲りましょう」で、ロッテOBの里崎智也さんがイチオシしていた来田涼斗選手もプロテクトされてしまっている。

主なプロテクト外の選手だと投手では、本田仁海(今季28試合2勝1敗6.34)、漆原大晟(16試合0勝0敗3.00)、村西良太(ウエスタンリーグ最優秀防御率)、山田修義(32試合0勝0敗1.15)。

野手では、安達了一、福田周平、T-岡田など実績組が外れている。

以前見た本田投手のストレートは威力満点だった。現在は故障のためリハビリ中だが、あのストレートが再び投げられるのであればかなりの戦力になれるはず。山田投手の防御率1点台もかなり魅力。これだけの選手をプロテクトできないということに、オリックスの選手層の厚さを感じる。

筆者個人の感想で大変恐縮だが、投手だとこの2選手のどちらかを獲得できればブルペン陣に厚みが増すのではと考える。また、野手陣では右打ちの内野手ということで廣岡大志を推す。

 

こんな妄想ができるのも、オフシーズンならではのこと。果たして、カープはどの選手を獲得するのだろうかー。

 

CarpCarpCarp編集部

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