新選手会長・堂林翔太の15年目のシーズン「自分のできることを全てをかけてやっていく」
プロ15年目のシーズンをむかえた鯉のプリンス堂林翔太。昨シーズン3年ぶりとなる2ケタホームランをマークすると…9月には
プロ初となる4番で起用されるなどチームの躍進を支えた。
そんな堂林が今キャンプで取り組んでいることは…
「バッティングの方にはを重点に置いてやりたいなとは思っていますし、昨年のよかった時の感覚が残っていますし、オールスター以降地面に打ち込むぐらいのイメージでフラットな感じになったっていうのがあったので、そこをやりつつ色々試しながらというかはやっていますかね」
■堂林が今キャンプで取り組む2つのこと
昨シーズンの戦いを経て手ごたえを口にした「バッティング」。その武器を磨くため堂林は2つの取り組みを行っている。
1つ目はかつてのチームメイト鈴木誠也との自主トレで行ったトレーニングだった。
「(自主トレで)打つことはやってきましたけどバッティングにつながるトレーニングというか、股関節の動きとかを重点的にやってきたかなと。構えた時に(股関節の)はまりが悪いとか
打ち終わったときに股関節がしっかり出ているとかが、打球を押すことにもつながるので股関節の動きをやってきました
そして2つ目は今キャンプで行っている「BLAST」という、自らのバッティングをデータ化する機械を使っての練習だ。
「(データを)たくさんは取っていないのでまたこれから気付くこともあると思うが、(機械に)頼りすぎるというのもよくないのかなっていう部分もありますし自分の感覚を見失ってしまう部分もあると思うので、うまく利用しながらやれるのが一番かなと思います」
進化のために新たな取り組みを行う日々。
そんな今キャンプ。新外国人選手の加入などで熾烈なレギュラー争いが繰り広げれているがそこに対して堂林は強い覚悟を見せた。
「もちろんレギュラーを取るとか目標はありますけど、とにかく勝つために日本一になるためにも自分のやれることを探してすべてをかけてやっていきたいとは思っています」
「全てかける」並々ならぬ覚悟を語ってくれた堂林は今シーズン。いつもと違うある選手会長という役割も担っている。
「自分の中にはいつも通りやろうという思っていても、頭の中にはそういうのがやっぱり出てくるのでいつも通りにはいかないんだなっていう感覚はありますね。優勝、日本一。とにかく優勝日本一に向けて全員でやっていくということを言われたのでもちろん僕自身もそう思っていますし、とにかく勝ってみんなで喜びたいなと思います」
新井カープ躍進の2年目へ。鯉のプリンスが夢を乗せた一振りを見せてくれるに違いない。
CarpCarpCarp編集部