頑張れ若鯉!フラワーフェスティバル「若鯉トークショー」の裏話|カープ道リレーコラム第49回

ライター/尾関高文(ザ・ギース)

 

今年の広島フラワーフェスティバルは5年ぶりのゴールデンウイーク開催となりました。元々カープ初優勝のパレードをきっかけに始まったフラワーフェスティバル。カープとともに歩んできた、広島を代表するお祭りと言っても過言ではありません。

そんなフラワーフェスティバルでカープファンが見逃せない催しといえば「若鯉トークショー」。前年に入団した選手の中から数名の選手が、ファンの前で初めて公にトークをする貴重な場です。今年も私ギース尾関はMCとして、初々しくもたくましい若手選手と観客の皆様と楽しい時間を過ごさせていただきました。

このイベントの前に行われていたマッスルアスリートコメンテーターの中田廉さんもおっしゃっていましたが、この時期にイベントに出るのはどうしても気が引けてしまうそうです。中田廉さんも今村猛さんらとともに、かつてこのステージに登壇したそうですが、一軍が試合をしている中このようなイベントに出るのはやはり悔しさもあるとのこと。気持ちはよく分かります。そんな中ですが、今年も選手の皆様はお客さんを盛り上げようと笑顔で参加してくれました。ありがたいことですね。

選手の皆様はイベント数十分前に現場入りとなります。今年は常廣選手、高選手、赤塚選手、杉原選手の4名の選手が参加。裏で挨拶をさせてもらうのですが、この4人はとても優しい人柄のみなさん。暖かくこの謎の芸人を受け入れてくださいました。

 

 

やはり高選手が一番のイジられ役。裏ではみんなに「今日は高が爆笑をとりますので!」と異常なプレッシャーをかけられ、高選手は「尾関さんになんとかしてもらいます!」と笑顔でプレッシャーをこちらに回してくる、とても和気藹々とした雰囲気でした。

イベントが始まるとやや緊張の4人。そりゃそうです。初めてたくさんの人の前でトークをするという未経験の現場なのですから。

 

 

 

しかし常廣選手はとても冷静で「暑い中お集まりいただき本当にありがとうございます!」と会の主催者かと思うほどのしっかりとした挨拶をしてくれました。

会の途中ではみなさんの知られざる話も。小さい頃の将来の夢というテーマでは常廣選手は「探偵」。江戸川乱歩を呼んでいてかっこいい!と思ったそうで、江戸川乱歩を呼んでいたという部分に、さすが秀才の香りがしました。高選手は「錬金術師」。何か怪しい雰囲気がしたからという謎のコメントもいただきました。赤塚選手はサッカー選手。杉原選手は美容師とのこと。いろんな夢を持った子供がこうやってカープイベントの舞台上で一緒になるわけですから、人生何があるかわかりませんね。

選手同士仲の良いエピソードも。ゲームをみんなでやることあり、寮で夜に皆でわいわいと盛り上がっているそうです。高選手は広島で一番美味しかったものは「常廣と食べたお好み焼きだ」と仲の良さをアピールし、常廣選手が苦笑する一幕もありました。

あと常廣選手はルーティンを作らないというのも印象的なお話でした。ルーティンを作るとそれが崩れた時に気にしてしまうので、あえてルーティンをなくしているとのことでした。冷静な常廣さんらしい考えですね。

そして忘れられないのは杉原選手の中学の時の話。大阪出身の杉原選手は野球の練習とだんじり祭りが同じ日にあると知り、「だんじりに行きたい!」と両親と大喧嘩(笑)。結局だんじりをとったとのことで、大阪の人のだんじり愛を痛感したお話でした。

その後も会場の子供とペアになり、かごにボールを入れるゲームを楽しく行ったみなさん。こういう時に子供相手にどうしていいかわからない選手もいますが、みんな子供にしっかりと優しく話しかけて、素敵なお兄さんの姿を見ることもできました。

ここからみなさんが活躍をして、大きく羽ばたいていくことを願うばかりです。

頑張れ若鯉!我々カープファンはずっと応援しておりますからね!

 

 

CarpCarpCarp広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。

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