辛辣な意見を言っていい!?秋山翔吾を本音で語り合おう!【カープ道】

6年ぶりのリーグ制覇に向け戦うカープ。そんなシーズン中に、広島ホームテレビ『カープ道』は秋山翔吾選手に注目する。その理由は、シーズン前に同番組に出演した秋山選手から、「辛辣な意見を言ってほしい。僕のびなくなっちゃうから」と提案があったから。そこで番組のご意見番であるフリーアナウンサーの神田康秋さん、フリーアナウンサーの佐久間むつみさんをスタジオに招き、廣瀬隼也アナと共に、秋山選手について忖度なしの本音で語り合う。

 

 

2022年、メジャーリーグから電撃移籍し、チームを主軸として牽引してきた秋山選手。今シーズンは、3年契約の最終年という重要なシーズン。ここまでの活躍について、廣瀬アナは「3月29日の開幕戦は先発メンバーから外れた。開幕2戦目から5番でまず10試合。その後、6番で1試合」と振り返る。開幕から調子が上がらず打率は低迷。そんな中、大きな転機となったのが、初めて1番打者で出場した4月16日のDeNA戦。この日は秋山選手の誕生日。ファンの期待に応えて、マルチヒットの活躍で勝利に貢献。神田さんは「その前の段階で絶不調だったのに、1番に起用した新井貴浩監督のスーパープレーでもある」と絶賛する。

 

 

秋山選手の<1番打者>として印象に残っているシーンについて、佐久間さんは4月30日の阪神戦をあげる。「先頭打者HR。去年から勝ててなかった村上頌樹投手から、流れを変えたいという気持ちを込めて立った打席でHR。“1番で打席に入る以上は、8割が1打席目にかかっている”と秋山選手自身が話されるほど、最初の打席にかける思いが強い」と。廣瀬アナが選ぶのは、「6月5日の日本ハム戦。先頭打者で初球HR。今年の交流戦はオリックスに2連勝でスタートし、その後5連敗した中で迎えた試合。勇気づけられる一発」と言う。ヒーローインタビューで秋山選手は「点が取れてないのは1番打者として勢いをつける打撃を初回から見せられなかったかなと思っていたので、今日はいい形になって良かった」と答えた。

 

 

セカンド菊池涼介選手、ショート矢野雅哉選手、センター秋山選手の<鉄壁のセンラーライン>については、「このセンターラインで、3アウトチェンジが何回あっただろうと思うほど多い。それだけ素晴らしい守備を誇る。三角形のトライアングルの頂点。卑弥呼の時代から三角形の頂点には神が宿ると言われている。秋山選手は素晴らしい」と、神田さんは力説する。

 

秋山選手の守備で印象に残るシーンを聞くと、神田さんと廣瀬アナは4月10日の阪神戦、阪神甲子園球場でのスーパープレーだと言う。「レフトを守っていた秋山選手。ポール際までダーっと走っていって、ジャンプしながら、ぶつかりながらキャッチ。スパイダーマンなのか、忍者なのか」と廣瀬アナ。神田さんは「4月にどれだけこのプレーが大きいか。阪神に対するダメージ」と話す。佐久間さんは「ファインプレーがない素晴らしさがある。赤松真人コーチに守備の話を聞くと、秋山選手の好守備は、事前の準備にあるとのこと。記憶力も素晴らしく、これまでの打球を覚えているらしく、それを考えた上で守備の位置どりをしている」と、取材ネタを披露する。

 

 

1988年生まれの辰年。年男の秋山選手と同じ年男の會澤翼選手との感動シーンがあると神田さんは話し始める。「7月9日の巨人戦。會澤選手がヒットで出塁。続く森下暢仁投手がセンター前にヒットすると、會澤選手が3塁へ。すると秋山選手はきちんとレフトに犠牲フライ。ベンチ前で、ハイタッチの際に秋山選手と會澤選手が一言、二言会話した」と興奮気味に説明。「“優勝しような、日本一になろうな、頑張ろうな”。それくらいの会話をした感じに見えた。この2人がチームを牽引している」とも。

 

 

秋山選手の活躍ぶりを振り返るも、なかなか辛辣な意見は出てこない。最後に、廣瀬アナは「私の今の愛読書は、秋山選手著『秋山翔吾のバッティングバイブル』。写真付きでバッティングの極意が詳しく書かれており、ものすごくためになる。しかし、辛辣な意見を言うと、なぜ今出したのか?少年時代に読みたかった内容が詰まっている」と、無理やり“辛辣な意見”を付け加えて、番組を〆た。

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 8月28日放送
ライター 湯谷葉子

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