【対策は?】カープは4カード連続ビジター戦に ここまで敵地では4勝10敗と大きく負け越し
G7広島サミットの影響で、カープは9日(火)からの中日戦から23日(火)からの中日戦までの2週間、4カード連続でビジターで戦う。ここまで、ビジターでは4勝10敗と大きく負け越しており、交流戦前最大の山場を迎える。カープOB安部友裕さんに「ビジター勝利への心得3か条」を教えてもらった。
■試合へ向けたリズム調整
ホームとビジターの大きな違いそれは練習時間の長さ。そのため、安部さんはリズムの調整が大事だと言う。
「ホームゲームだと、試合開始前の好きな時間に球場に入ることができます。試合に向けた調整時間を長くとることができます。6時間、7時間前に球場入りする人がほとんどです。ですが、ビジターだと試合開始の2時間半前なんです。かなり時間調整が難しいので、ホテルでの過ごし方や起きてからの過ごし方が重要になります。散歩したりしますし、ホテルのフロアが貸し切りになるので、エレベーター前で筋トレしたりします。そこで、しっかり体を起こして『やるぞ!』という準備を整えられるかなので、かなり難しいですね。他のお客さんが間違えて僕らのフロアに来ちゃうと、扉が開いたら筋トレしている選手がたくさんいて驚きますよ(笑)」
いつもと違うからこそ、いつもと同じようなリズムが整えられるかが重要なようだ。
■ご当地料理で英気を養う
ビジターも悪いことばかりではない。その土地での「ご当地料理」を味わえるからだ。
「ホームゲームは家や寮の食事ですけど、遠征先はご当地料理が味わえます。僕は肉ばかりでしたけど(笑)神戸にいったら神戸牛とか。東京にはいろいろなものがありますし、名古屋では味噌煮込みや手羽先とか。こうやって、ストレスを発散して試合に臨むのが遠征中のポイントです」。
安部さんのお気に入りの遠征先はー?
「やっぱり東京ですね。いろんな文化も多いですし、食も詰め込まれていて選択肢もあるので東京ですね」
■ファンの声援を力に
マツダスタジアムでは、球場の大部分がカープファンで埋まっているがビジターはさすがにそうはいかない。それでも、カープファンはビジターでも多くのファンが応援駆け付ける。この、地方のファンの声援を力に変えられるどうかも、遠征を乗り切るポイントになると安部さんは解説する。
「カープって他の地方に行ってもすごいファンが多いじゃないですか?全国にカープファンがいるという思いが、選手にとっては大きいです。その声援を力に頑張ってほしいです」。
遠征先で選手は一体何を食べているのか?そこも気になるが、おいしい料理に「勝利」を掛け合わせると最高の味なることは間違いない。勝負の2週間が始まった。
CarpCarpCarp編集部