マツダスタジアムで起こった、あと10歩の奇跡。僕が思うマツダスタジアムの楽しみ方|カープ道リレーコラム第12回
ライター/ボールボーイ佐竹(カープ芸人)
僕が思うマツダスタジアムの楽しみ方
いきなりですが、マツダスタジアムでプロ野球を観戦する上で、楽しみな事と言えばどんな事を思い浮かべますか?
・カープ選手のプレーを生で見ることができる。(様々な種類の席があるので、席によって 色々楽しみ方が違う)
・大勢のファンと一体になって応援歌や掛け声で応援できて、熱気も含めて楽しむことがで きる(スクワット応援、ジェット風船など)
・この球場でしか楽しむ事が出来ない、選手プロデュースメニューのグルメが食べれる。 (もちろん、カープうどん、むさしの若鶏むすびや、スイーツなど色んなグルメも楽しめる)
など、マツダスタジアムでは、色んな楽しみ方ができるんです。
ということで今回は、マツダスタジアムで楽しめる事の中でも、せっかく球場に行くならいつかは叶えたい!!
確率はめちゃくちゃ少ないけど、もし体験できたら一生物の 「ホームランボールキャッチ」について書いてみようと思います。
「ファールボール」をキャッチしたことはあるんだけどな、、、という方は多少はいらっしゃ るとは思いますが、今回は、それよりもかなり遭遇する確率の低い「ホームランボールキャッチ」です。
それではみなさん、想像して考えてみてください。
プロ野球の試合でマツダスタジアムでホームランボールを取る確率は?
しかも、そのホームランがカープ選手のホームランの確率は?
しかも、その打った選手が野手じゃなく投手の場合の確率は?
しかも、それがプロ初ホームランだった場合の確率は?
これ全部該当しているホームランボールを見事キャッチするというのは信じられない確率だ。というのは、このコラムを読んでいる方ならお分かりいただけるはずです。
直線距離で10歩ぐらい
そのとんでもない確率のホームランボールを、僕はあと1歩のところで、いや2歩、3歩、、、 正確に言うと、直線距離で10歩ぐらいのところまできて、取り逃がしてしまったのです。
それは、今シーズンの6月28日の対DeNA戦で起こりました。
2-2と同点でむかえた5回裏カープの攻撃、この回は、デビッドソン選手の二塁打から始まり、続く會澤選手はデッドボール、そして続く矢野選手はバントを決めきれず、ショートフライで1アウト1、2塁の場面でバッターボックスには、その試合の先発投手の森下暢仁投手が入りました。
ファンとしてはここで新井監督がどんな采配をするのだろう?バッティングに定評のある森下投手でも打たせてゲッツーは怖いしな、やはりバントかな?と、とても興味がある打席となったのです。
さあ、森下投手が初球バントの構えをするのかどうか、しっかり見ようとしたその初球でした。
「カチーーーン!」
乾いた凄くいい音を残して、大きな歓声と共に白球がグングン僕らの方に向かって飛んできてるではありませんか!
ボールがショートの頭を越すぐらいで僕は「もしかしたらキャッチできるかも!!」と思ったのですが、残念ながら僕の席から、守備の名手、菊池選手がダイビングしたら届くであろう距離の男性の方が、ホームランボールをゲットされました。
そこからは、もうスタンドはお祭り騒ぎで、近くのカープファンの皆さんの記念撮影大会が始まってしまいました。
ありがたいことに、僕もちょっと騒ぎが落ち着いた時に、ご挨拶させていただき、快く森下投手の記念すべきプロ4年目、185打席目に飛び出したプロ初ホームランボールを撮影させていただく事が出来ました。
この場を借りて、森下投手のプロ初ホームランをゲットされた超幸運な男性の方、撮影させていただき本当にありがとうございました。
その後、その記念すべきボールは、すぐスタッフさんに回収され森下投手本人の元へ。
のちに森下投手直筆の日付入りサインボールが代わりとして届けられていましたので、 そのサインボールもしっかりと記念写真撮らせていただきました。
可能性はかなり低いとはいえ、こんな体験ができる可能性があるマツダスタジアム、 でも今回みたいな確率のホームランボールは無理かな?とお思いのあなた!
僅かですが、あなたにもチャンスがあるかも?
僅かですがチャンスがあるかもしれません!
実は森下投手のホームランを見て「俺も打ちたい!」と嫉妬心を抱いている投手がいるんです。
そしてその投手はバッティングもいい、しかもまだプロでホームランを打ったことが無い!
その投手こそ、みなさんご存知の床田投手です!
ぜひ床田投手のプロ初ホームランをマツダスタジアムで打ってもらいましょう。
さあ一体誰が床田投手のプロ初ホームランボールをキャッチするのか!?
早速、マツダスタジアムライト側の空いている席のチケットを検索してみようと思います。
広島ホームテレビで毎週水曜深夜に放送されている「カープ道」。カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組です。CarpCarpCarpでは、毎週木曜日に番組出演者によるリレーコラムを掲載中です。