スゴさを再確認!新井カープに台頭する若鯉たちを語り合う 【カープ道】

新井貴浩監督のもと、次々とニューカマーが台頭するカープ。広島ホームテレビ『カープ道』では、躍動するカープの若手のスゴさを語り合って再確認する。ゲストはボールボーイ佐竹さん、J SPORTS中継のベンチリポートやウエスタン・リーグ等を担当するフリーアナウンサーの佐久間むつみさん。そして廣瀬隼也アナも参戦する。

 

入団5年以内で今年一軍経験した若鯉の一覧を見ると、その数は20名。その活躍ぶりに、佐竹さんは「3連覇を彷彿させる。日替わりヒーローに、レギュラークラスがなるのはもちろん、そこに若手が割って入っている」と感心する。

中でも佐竹さんが推す若鯉は、入団5年目で26歳の大盛穂選手。2018年に育成ドラフト1位で入り、2020年から支配下登録。毎年守備固めや代走でも出場し貢献する、堅実な守備と俊足が魅力の外野手。「静岡産業大学時代、社会人野球を目指そうと、社会人野球の合同練習に7社参加し、全部落ちた。中には“君は中の下だ”と言われたとも聞いた」という。しかしカープのスカウトに“肩も足も素晴らしい”と才能を見出され、志願届を出して育成1位に指名。それから活躍し、見事支配下に」と絶賛。「育成上がりで億プレーヤーになって欲しい」と期待する。

 

佐久間さんは、「走攻守そろう韮澤雄也選手」を推す。花咲徳栄高から2019年ドラフト4位入団の22歳。今年プロ入り初の開幕一軍をつかんだ有望株だ。「6月7日の日本ハム戦。1点リードで迎えた9回ウラ。2アウト1.3塁のしびれる場面で、ショートの矢野雅哉選手からの送球を逆シングルで捕った」と興奮気味に話す。「今年のキャンプからファーストに挑戦しており、練習で失敗していた逆シングル捕球を本番で初めて成功した瞬間」と、説明した。

 

廣瀬アナが推すのは、末包昇大選手。東洋大学から大阪ガスの社会人を経て2021年、貴重な右の和製長距離砲としてドラフト6位で入団。「去年実況した試合で、プロ入り初のグランドスラムを放った。低い弾道で、レフトスタンドへライナー性の打球が一直線に突き刺さるようだった。それを見て“コレだ。鈴木誠也2世が来た”と思った」と振り返る。「入団前から鈴木選手に憧れを持っていて、打ち方もそっくりだった、最近バットを長野久義選手モデルに変更。今まで使っていたものより長く、やわらかく、材質が違うらしくて、打ち方も長野選手っぽく見える。本人に聞くと、下半身は鈴木選手で、上半身は長野選手のイメージらしい。ということは“鈴木と長野のハイブリッド”」と期待を寄せる。

 

さらに、佐竹さんと佐久間さんの2人が推すもう一人の若鯉は、羽月隆太郎選手。2018年ドラフト7位入団、23歳の若き韋駄天。ドラフト下位指名から、今や新井カープが掲げる機動力野球の申し子に名乗りをあげた。佐竹さんは「小柄で足が速い。(8月17日時点)チーム最多の12盗塁。何で足が速くなったのかを聞いたら、生まれ育ったのが何もない田舎。飼っていた犬と毎日のように鬼ごっこしていたら、速くなったと答えてくれた」と、とっておきのネタで〆た。

 

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 8月23日放送

ライター 湯谷葉子

 

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